ディズニー+で見た映画の感想その2。。

ネタバレめちゃします。

リメンバーミー、映画として二転三転して見応えたくさんあって、色合いでも分かる通りの盛りだくさんな物語だった。音楽、というものをわたしもやっているし、家族、わたしにも居る。そのふたつはどちらだけ、と選ぶものじゃない素晴らしいもので、それに限らず大事な人や好きなものを大切にしようね、とシンプルなテーマを紆余曲折の展開で飽きさせずに、なんならトゥーマッチなくらいのエンタメ性で描いてた。観てちょっと疲れた。それも良さ。死者の国キラキラして楽しそうでワクワクした。ディズニー映画を観るとディズニーランドに行きたくなる。悪役、わっかりやすい悪役で、人生においてこうはなりたくないと思わせてくれるので、物語ってやっぱり教訓のようだな、と思った。

あと、ミラベルと魔法だらけの家、ドロレスが好きになったマリアーノのこと、他のみんなは褒めつつ「外見が良い」「家柄」「筋肉バカ」みたいな評価してるのに、「優しく母想い」「夜な夜な素敵な詩を描くあなたが好き」と告白するのがめちゃくちゃグッときました!吹き替えだと「彼女への愛が。。」って言うから切り替え早!となるけど、和訳だと「人を愛したい」だから、ドロレスとお似合いなのが分かる。

モアナと伝説の海、めちゃめちゃ伝記だった。海に選ばれたモアナが不安を胸に突き進んでやり遂げるなかで、一度海に心を返してしまうことも祖母にやめることを望むなら止めないと言われることもある。その度に想いを強くして成長していくを見て、生まれながらに特別なようで、そんなことはないんだなと思える話。努力とか信念は才能か、そうでないか、みたいなこと考えさせられた。ニワトリが最後までバカなのがよかった。父は海で大事な人を失ったし、祖母はモアナを1番に想って待ち、マウイは人間に捨てられ神様になった、ニワトリ含め誰もが自分の人生◦役割を進めてる感じ。スケールがデカいので泣ける〜!とか心に響く〜!とかじゃない感じがして、それもまた良いなと思った。今わたしたちの暮らしている土地に想いを馳せられる、ロマンのある物語だった。

不思議の国のアリス。めちゃくちゃのまんま進んでて面白い。登場人物たくさんいて、どれもヘンテコで可愛い。好きなシーンがきっと人それぞれ違うんだろうな。わたしは双子?の語り部のようなキャラクター(梨木果歩の裏庭に出てくるコロウプや貸衣装屋を思い出す)と、セイウチ?がオイスターを食べるところが好きだな。けぷ、けぷ、と涙をふいてげっぷをしながら腹をさするセイウチの動きがくせになる。高飛車な美しい花が主張するのも面白いな。あの世界が大好きでグッズを集めたくなる人の気持ちもわかる。。

『bao』短編アニメーション、箸休めで観たのにめちゃよかった。作った肉まんがいのちを宿して、産声をあげて、それを育てる主婦。ふわふわぷにぷにほかほかの肉まんがカワイイ。反抗期の肉まんもカワイイ。髭とメガネで、めちゃくちゃ中国の成人男性に変身するのもすごい。前半、ほかほかの飲茶のような質感なのがよかった。メイキングで、この映画がどう作られたのかを、本編より長尺で観られる。bao.は発音によって「肉まん」と「宝物」二つの意味があるらしい。物語だけじゃなく、映像作品としての素晴らしさがあった。飲茶、食べたくなった。。

自閉症の女の子とカヌーに乗る男の子。これもめちゃ良かった。合理的配慮、というか、当たり前に友だちとして落とし所をつけて、理解し合う過程を見て、ちょっとだけ心が軽くなった。

ソウルフルワールド。字幕で見たせいか理解できないところいくつかあった。仕組みの部分とか特に。でもなんかよかった。きらめきと目的は違う、目的に捉われるな、ってなかなかピクサーアニメーションが語りかけるのって珍しいというか、稀な気がして、いいなと思った。

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