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金沢周辺シーバスランガンマップ 大野地区釣り護岸

金沢港、大野港、大野からくり記念館前、大野お台場公園前など
いろんな呼び方をされてる釣り場

いま金沢港クルーズターミナルのある場所は
以前、金沢みなと会館という建物があった場所で
金沢駅から続く駅西50m道路が海に突き当たる箇所は
交差点でなく丁字路になってた

いまは豪華客船はクルーズターミナルの真横に接岸するけど
以前は丁字路の向こうに接岸してたので
クルーズターミナルの真横にあたる場所は
海上保安庁など、ほかの船が停まる場所で

船がいない時は、そこが海釣り公園だったらしく
昭和の釣り人口が、竿を何十本も並べてサビキ釣りしてる
にぎやかな写真を見たことある

今ではクルーズターミナル周辺は釣り禁止エリアになり
その代替なのか、当時より西に1kmくらいずれた
金沢港の西岸が「大野地区釣り護岸」として開放されてる


金沢の釣具店でよく紹介されてるメジャーな釣り場で
釣り人の数は、おそらく金沢の釣り場で最も多い

クロダイやシーバスが釣れる瞬間を見たこともある

では、オススメかというと……
それらが釣れてたのは、厳密には釣り禁止の大野港エリアであり
釣りOKな護岸エリアでは、あまり釣れてる感じがしない

護岸エリアには安全な柵があり、初心者やファミリー向けに対応してる

……のに、意外と高難度で
真下が海藻だらけの根掛かり地帯なことを知らずに
ボトムをとる系の釣り方をすると、1投目でロストする

以下、大量の写真で
ランガンで狙ったら得そうなポイントを説明してく

マップの引用元は、地理院地図です

大野港の駐車場(海方向)

たぶん、ほとんどの人は車で行く釣り場だと思う

駐車場は複数あり、金沢から向かうと
大野お台場公園のトイレ(1番上の写真)の駐車場が分かりやすい

そこを通り過ぎると、この駐車場に入るための右折がある

ここすら通り過ぎちゃったら、行き止まりで
しかも転回もギリギリなので、いきなり夜に行くのは危ない

大野港の駐車場(からくり記念館方向)

海の日や、エギングのシーズンには
釣り人の数が、昼に100人以上?くらいになる

結果、駐車場がすべて埋まって
からくり記念館あたりから、路駐の列が始まる

駐車場の出口(北側)

金沢港と日本海の出入り口は、この北にあるので
マップ東側の護岸エリアよりも、北側が釣れそうな気がする

……と考える人が多いのか、北の防波堤が人気ある

この防波堤の左のエリアが、大野港と呼ばれる

今いる地面は島で、東西南北が海に囲まれてて
島の西側にもプレジャーボートが多くいるから
そこも含めて大野港なのかもしれない

愛知県にも大野漁港があるけど、ここは漁船用でない大野港

ガードレール

東の釣り護岸エリアは白い柵なのだけど
この大野港のアスファルトのあたりで、ガードレールに切り替わってる

ガードレールはここだけで、これより北は
ミスったら海に落ちるだけの自己責任エリア

柵の向こう側で釣ってる人がいるくらいなので
ガードレールを乗り越える人もいるっぽい

大野港

大野港の直線

左端の桟橋は釣り禁止だけど
ここは禁止とは書かれてない

最もファミリー向けで、レジャーシートやイスで釣ってもイイ雰囲気
(たぶん、以前の金沢港はこんな感じだったのだろう)

回遊の円が狭いので、回遊魚が入ってきた時に分かりやすい

金沢港全体では1周が広すぎて
回遊ルートがいまだに良く分からない……

防波堤の入口

金沢港には、釣りOKな防波堤が1つもない

釣具店によっては、釣り場マップの立入禁止エリアに
この防波堤が含まれていないことがあるし

立入禁止の看板が新しいので
以前はそうでなかったのかもしれない

実質、この立入禁止は機能してなくて
守ってる人を見たことない

初心者に釣りを教える時や
どこで釣れたの?って会話で
この防波堤を避けるか、避けないか
グレーなモヤモヤが残る釣り場になってる

個人的な感覚としては
この防波堤の左の海と、右の海とで、釣果の体感差がない

そもそも金沢港全体が、西防波堤という巨大な防波堤によって
すでに波が低くなってるエリアであり
どこも大差なく、あとは水深の違いだけって感じ

この防波堤の右側は、豪華客船が通るので深く
発生した潮目を目視できるのも右側だけ

ただ、そこまで届かせるには100~200mの遠投が必要で
その釣り方をしてるのは10人に1人くらい

防波堤のつまづきポイント(チェーン)

防波堤に初めて来るのが、いきなり夜というのはオススメしない

命を刈り取る形をしたチェーンが、複数ある

防波堤のつまづきポイント(ロープ)

固定ロープも複数あり、時々使用されてる

これはヨットを固定するもので
この日はたまたま1艇もいなかったけど

帆を畳んだヨットが停泊してることがあり
その時に釣るとますますヤバイ

このあたりは漁船でなくレジャー用の船が多く
明かりが消えてても、自分の船で寝てる人もいる

なので、騒ぎ声はもちろん
ロッドを振るビシュ!ドシュ!音も、ホントは違反なのだしヤバイ

オーナー達からのクレームによって
未来が変わると考えられる

防波堤を曲がった先

にぎやかな時は、この左側にボートが数隻並ぶ

ここで釣る人は北側が目的なので
南側に向かって投げてる姿は、ほとんどない

ここでクロダイを釣るところを見たけど
ランディングネットなしでは無理そうだった

先端にライトがある

向こう側の防波堤には消波ブロックがあるけど
この足元にはない

対岸の防波堤

こっちの防波堤が釣り禁止なので
なら、対岸の防波堤で釣ればイイのでは……?
って思うかもしれないけど

あっちは物理的に進入不可

写真の右方向に伸びてる防波堤は、この先2.5km続く超長い
金沢港西防波堤で、昭和からたくさんの釣り人が命を落として
ずっと入口が封鎖されてる

対岸の防波堤は、その西防波堤から分かれた
短い防波堤なので、封鎖の向こう側

西防波堤の根元

西防波堤は、金沢の釣り人にとっては
伝説になってる場所

違反、逮捕、事故死を繰り返した結果
当時の公的な機関がキレたのか、エヴァの凍結みたいに
防波堤自体が封印されたっぽい

入口には警告文が貼られまくったフェンスがあり
上は有刺鉄線、左右は海に数m張り出してて
アメリカとメキシコの国境みたいになってる

これと似たフェンスは
CCZの出島の入口や
大浜地区ふれあい広場の防波堤にもあって

この3つが石川県での逮捕で有名な場所

大野灯台

灯台のふもとに木々が見える

大野日野神社の鎮守の森かと思ってたけど
やすらぎの林というらしい

この灯台に設置されたライブカメラは
誰でも見ることができ、釣りに行くかの判断に使える

この灯台は夜に、金沢港を一周するような光の線を
ぐるんっと描いててキレイ
(ラミエルのビームみたいで、テンションが上がる)

来た方向を振り返る

右の茂みが駐車場で
そこからぐるっと来ただけ

この囲まれたエリアは、外側より人気がない

ただ、外側でシーバスが釣れる瞬間は見たことないけど
内側では見たことある

夕マズメにシーバスが入ってくるようで
跳んでたところにルアーを投げて、1投目で釣ってた

足場が高いので
ランディングネットなしでは、投げるだけ無駄

コマツ金沢工場

工場が面してるのが大浜埠頭

第2工場はリンクス側にあり、海に面してない

小松駅前に巨大なダンプとショベルカーが展示されてるけど
あのショベルカーを作って、船に載せるのがここらしい

かがなど、自衛隊の巨大な船が来る場合も
この大浜埠頭に接岸してる

大阪にも大浜埠頭があるらしいけど、金沢のは釣り禁止だと思う

海のイベントで行ったことあるけど
直線の護岸で、釣り場としては美味しそうじゃなかった

石油基地

木が見えるのは埠頭の見晴らし台

その南に、ガスタンクなどが並んでる

のと里山海道で能登から帰ってくると、内灘海岸を過ぎて
どこかで左折しないと金沢には着けないのだけど
左折しなかったら石油基地に着く

この中に、IKEAの受け取り場所ができたらしい

さらに南には、サツマイモ(五郎島金時)畑が広がる

対岸までの距離は350mくらいで
これら対岸の海岸線に、釣りOKな場所は1つもないみたい

金沢中心部の方向

この釣り場で唯一の消波ブロック地帯がある

クルーズターミナル内に、船を操舵できるゲームがあり
金沢港への入港コースを、巨大モニターで体験できる

そのゲームでは街側を向くので、この写真と近い

消波ブロック

この消波ブロックは、何を防いでるのだろう?

防波堤の付け根にあると、流体力学的に有利?

ここに1つあるだけで、釣り護岸の波を
ずっと低くできる?

魚礁を作る目的の、粋な計らい?

向こう側を攻めるのは難しそう

この外側の釣り場での、数少ないアクセントな感じ

穴釣りしてる人もいる

ここに乗ったことある!
って話してる人もいたけど、干潮でも繋がらないので
乗れないように撤去されたのかもしれない

シーバスもエギングも、消波ブロックの横はポイントだけど
透明度が低いので、どこが消波ブロックの終わりか分かりにくい

水面から見えるより、1ブロックぶんくらい横にも沈んでるので
そのボトムに落とすと、高い確率で根掛かりする

4段階の柵が並ぶ

最初の場所に戻ってきた

このように

  • 防波堤

  • 出っ張ったブロック

  • ガードレール

  • 白い柵

の順に、変化してく

たぶん正式な「大野地区釣り護岸」は、白い柵のエリアのみ

ガードレールと柵の間

柵は、大人の肩くらいの高さがあり
子供の身長では、真下の水面は見えない

ロッドを立てかけるのに便利だけど
下方向へのロッドアクションを封じられるので

脇を柵の天面に乗せてしまって
柵より向こう側でロッドアクションしてる人が多い

あるいは、柵の下辺や
陸側のコンクリート(幅5cmくらい)に乗って、高さを稼いでる人も多い

たまに、柵の向こう側に出て
思いっきりシャクってる人もいる

ここの定番海藻その1

冒頭で書いたけど
この柵の向こうの海は、決して低難度でなく海藻だらけで
知らないと根掛かりが頻発する

さっきの防波堤のほうには、足元付近に海藻がない

この柵の向こうでも、20mくらい先からは海藻がない

海藻地帯は、足元から10mくらいで
おそらく釣り護岸の左端から右端まで、ずっと続いてる……?

ここの定番海藻その2

ここの海藻は、ゆらゆら葉が長いタイプでなく
岩場にガッチリ付いてる、めかぶのようなタイプで

地面と一体化した部分に根掛かりすると、硬くて抜けない

サビキ釣りなら、ボトムに当たるのはシンカーなので問題ないけど
シーバス狙いで、まずバイブレーションを投げて
念のため足元も探ろうって、上げるのが遅れると、1投目でロストする

横に長い釣り場なので、溝から海にチョロチョロしてる箇所が複数あって
テクトロのポイントなのだけど

ボトムをズル引くとロストするので
レンジを保って横移動したらイイと思う

駐車場の出口(東側)

さっきは駐車場を北側から出たけど、東側から出るとこう

この右側にスロープがあるので
車椅子でも釣りができる

防波堤の方向

防波堤も釣り場に含めると
このあたりが全体の中央なのだけど

柵ありエリアだけで考えると、ここが左端

照明が明るいのは、ここより南にある
大野お台場公園のトイレの辺りと

もうちょっとこっち寄りの
大野からくり記念館の丁字路の辺り

この付近の明かりは弱いし
防波堤は照明がなくて真っ暗

なので、夜まで残ってる人は
ほぼ100%ヘッドライトを点けてる

夜に防波堤に残ってるのは、釣りたい気持ちの強い人だと思うけど
夜の釣り人は、釣れそうな防波堤の先端でなく根元に集中してる

先端だと危なすぎるとか
見回りで先端だけ逮捕されるとか、何か理由があるのかもしれない

大野地区釣り護岸

これがメジャーでホワイトな「大野地区釣り護岸」の景色

このまま南方向に300mくらい、似た景色が続く

日本海に近い北端が釣れるのか
どうせ金沢港内だし、ここまで来たらどこでも同じなのか
考え方は釣り人の数だけあるだろう

さっきのトイレよりさらに南の
この「大野地区釣り護岸」の南端にも駐車場はあって
その付近も釣り人が多い

つまり、北端まで来た人は
いっそ防波堤のほうが釣れそうって、防波堤に入り
どこも同じって考える人は、南端のほうが街に近いのでそっちで釣り

中央付近はトイレが近いし
常夜灯の集魚効果に期待する人が集まり

それら3地点の、それぞれの中間が空いてる
という法則ができてる


ここより南のエリア(大野お台場公園周辺)は、そのうち追加します


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