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大変すばらしい記事で、思いついたときにもう一度読みたい記事です。
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#授業

話し合いの「前提」や「目的」を教えると話し合いの質が180度変わった話

はじめに今日は、話し合いの「前提」や「目的」の話をお伝えします。これを年度はじめに伝えておくと、1年間の話し合いの質が変わることをお約束しましょう。(ハードルを上げすぎました。でも、本当に効果あります!) 学校という場は、話し合いの場面がたくさんあります。 国語の話し合い活動、学級会、道徳の授業、係活動、いや…全ての授業に話し合いの場面がある。 というか、「話し合いがない」という日はないのではないでしょうか? ということは、「話し合いの質が上がる」→「学級経営の質が上が

【#5】 英語教師として "Update"するためにしたい10のこと④ -「振り返り」の見直し-

こんにちは! Sakaue Wataru | English Teacherです。 2024年、自分の「教師力」を磨くために 自分が今年意識したいことを言語化しています。 今回は、「振り返り」の見直しについて考察していきます。 というのも、学校現場では振り返りが「形骸化」していることがあると感じることがあるからです。 自分はよくあるのですが、次のような状況に陥ってしまうことがないでしょうか? 1.「振り返り」の先に何が待ってるの?「振り返り」を書く上で、授業者である私た

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質の高い対話、質の高い問い

年末に、とてもよい刺激をいただいたので、ちょっとまとめてみました。 サッカーをやってきたので、ついサッカーに喩えてしまいますが、ご容赦ください(その昔は元旦と言えばサッカーだったので)。 サッカー界隈では、システム、フォーメンションについての議論が好きな人が多くいます。4バックがいいとか、3バックがよいとか、というものです。 ですが、そもそもキックが不正確、トラップが下手など、サッカーの技術がともなわないと、システムやフォーメーションをどう変えても強くはなりません。 あわせ

個別最適な学習のヒントはレゴにあった。

説明書の中で、世界一分かりやすいものはLEGOの組み立て説明書だと思う。 説明”書”とは、知識の伝達を目的に作られたツールです。 優れた説明書とは、知識の伝達を行う人がその場にいなくても、書を読んだ人が内容を理解し、自ら動けるような書だと考えます。 国を問わず世界中の4~5歳以上の子供が、LEGOの説明書を読み、自ら動いて、レゴを組み立てています。こんなに優れた説明書は他にあるだろうか。 ■授業者の仕事は、優れた教材をつくること個別最適な学習を行う上で、すべての生徒に

生徒中心型授業デザイン

まずは授業から変えていこう まずは授業から変えていこうということで現在行っている授業スタイルについて書いてみようと思う。偶然Xで見つけた こちらの齋藤先生のやり方に似ており、だいたい同じ感想・結果を得ていると感じている。ただし、いつものことではあるが、教育効果を定量的に図ることは難しいので実施してみた感想・感触、生徒からの反応による判断は多めとなる。 生徒中心型授業デザイン生徒中心型授業デザインの目的 ○生徒が主体的に学習を行う。 ○生徒の理解を中心とした学習時間とす