見出し画像

口コミはただの他人の評価

さて、コロナ闘病記(大げさ)part2でございます。

今回は、私がコロナ中にお世話になった病院について書こうと思います。


私が受診した病院は、一見何の変哲もない普通のクリニックなんですけど(失礼)、
行く前と行った後でかなり大きなギャップがあり、評判だけじゃ何もわからないものなのねというお話です。


1:批判口コミの多い病院

このクリニック、Googleマップの口コミがかなりファンキーだったんです🤘

利用者の書き込みで「対応悪すぎ」「不快な気分」など悪評が多く、評価は☆3。昨今の多忙な病院の環境下では、丁寧な対応が難しいのも無理がないのかもしれません。

しかし、それに対するクリニックの返事が、
謝ると見せかけて、反論して全力で殴り返すというパワープレー!

「不快な気持ちにさせてしまい申し訳ございませんでした。さて、ご指摘いただいた内容ですが、当院では根拠を提示した上で~~(長文)」
といった具合に、正論というこぶしで利用者の口コミをボコボコにふっ飛ばしています。👊

この口コミを見て私は、
「え?クレームに応戦してる?この場合は、謝り倒すのが常套手段では…?」
と困惑。

「怖いな、できれば行きたくない。でも薬もらってすぐ帰れば平気かな…。」
とビビり倒しておりました。

しかし、実際に病院でお世話になってみると、大きなギャップが。


2:迅速な電話対応

発熱外来に電話すると、電話口で症状を聞いてくださり看護師さんが問診票を作成してくれます。保険証は写真を撮ってメールで送信すればOK。すぐに当日予約完了。

5~10分の電話とメールで予約・問診・保険証の提出が完了してびっくり。

39度ほどの熱が出て意識がもうろうとしている中でのこのスピーディな対応は本当に助かります。
なにより、電話対応の方が気さくなお母さんのような人で、「この人に任せたら大丈夫そうだ…」と話しているだけで安心しました。


3:画期的なコロナ対策

予約時間になり病院に向かうと、外の仮設ブースへ案内されました。発熱外来はみんな外で受診するシステムだそう。
風通しがいいから寒いけど、院内感染が防げるし、患者が移動しなくてよいので来院時間も短縮されて効率的

さらに、「寒い場所でごめんなさいね~」と足元にヒーターをつけてくださる心温まる気遣い。ただ、ヒーターの火力が弱すぎて体は全然温まりません。(おい)

また、事前に電話の内容で問診票は作成されているので、問診票を記入する必要はなし。すぐに医師の診察・pcr検査と進みます。数分後には結果を伝えられ(早くない?)処方箋等を貰ってお会計です。

なんてスピーディなの!

あとは病院のそばにある薬局で薬をもらって帰るだけ。
薬局でも、発熱患者は外のベンチで待つという徹底ぶり。寒いけど院内感染が防げて良いよね。
薬が渡されるとバイバイする雰囲気だったので、「あれ、お会計は…?」と尋ねると、さっきの病院のお会計で薬代もまとめて支払い済みだとか。(支払い内容確認しなさい)


振り返って気づいたのですが、病院に着いてから薬をもらって帰るまでに20歩ぐらいしか歩いてないんです。

これは病院と薬局どちらも外で対応されたこと、そして2か所の距離が近かったから。特に外対応の要因が大きいと実感してます。

患者の動線を考えた対応、素晴らしい。👏

患者の移動距離が短くなるだけで、ウイルスを振り撒く空間も少なくて済むもんね。いかに院内感染の予防が徹底されているかが実感できました。


4:(私が考える)コロナ禍の病院の想い

今回、病院が混雑していたので待ち時間こそあったものの、コロナ禍にあわせた画期的な対応をされていて感動しました。

病院のHPを見ると看護師・受付を募集されていて、医療従事者不足を感じさせます。

そんな人手不足な中、発熱患者の当日受診を受け入れている点や効率的な患者対応をされている点、Googleマップの口コミ全てに返信している点(正論で殴ってるけど笑)に、
できるだけ多くの患者を救おう、患者と誠実に向き合おうとされている姿勢を実感しました。


5:自分で評価するということ

上記のことは、他人の評価からはわからなかった事実。
実際に行ってみてわかることは多いです。

Googleマップや食べログ、ホットペッパービューティーなど、口コミで施設の良し悪しが評価されている現代ですが、その評価だけで知った気になるのはもったいないことを痛感しました。

自分で足を運んでみて、自分で評価する。
すると、他人の評価からは気づかなかった、新しい発見があったりなかったりするのでしょうね。(どっちや)


長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。

まだpart1を読んでないという方は、こちらからどうぞ。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?