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「付加価値」とは・・・?

みなさんこんにちは!
6月に入ってもう梅雨の時期ですね!
関西も今週末には梅雨入りが発表されそうです。
私は基本家でじっとしていられないタイプなので、地獄の時期に突入です。(笑)

今週は前週の「価値があるとの感じるのとでは違う」の続きとして
「付加価値とは」という内容をお届けしたいと思います。


「付加価値」ってよく聞くけど・・・

みなさん、お仕事をされている方でしたら社内社外問わず色々なところでこの単語を耳にしませんか?


「付加価値」

↑これです(笑)

「付加価値のあるサービスを提供します」
「付加価値のある商品をご提案します」

よくこんなフレーズを見たり聞いたりするかと思います。
「付加価値」は本当によく使われている言葉です。


でもみなさんは本当に「付加価値」という言葉を理解して使っているでしょうか?
自分の心に手を当てて自問自答してください。
ちなみに私はめっちゃ間違えて理解して使っていました。(笑)
今回は自分の戒めのためにも書いている部分もあります。
結論から話すと、

「付加価値」とは価値のあるものを加えることではなく、価値を感じるものを加えることです。

価値が「ある」のと「感じる」のは違うというお話は、前回の投稿でさせていただきました。

読んでない方はコチラから↓


そして価値を感じるのは人によって違います。
例をあげますね。

あなたは石川県に旅行に行きました。
歩いていると金粉がのったソフトクリームが販売されています。
あなたはそれをみてどう思いましたか?

A.石川の金箔のったソフトクリームや!すげぇ!!食べたい!!
B.ソフトクリームに金粉乗っけただけやん?

Aの人もいればBの人もいると思います。
ちなみに私はBのタイプです。(笑)

みなさんはどうでしょうか。
この話を人に聞くとBの感情になる人が多いイメージがあります。

この話だとソフトクリームに金箔という価値のあるものを付加しています。
価値ありませんか?
前回の内容と重複しますが、

人は価値を感じるかどうかで判断しています。

今回の例でいうと、金箔に価値はありますが、ソフトクリームに金箔が乗っていることに対してBを選んだ人は価値を感じていません。

価値を感じないものを付加しているのは、付加価値があるとは言えません。
価値を感じるものを付加して初めて、付加価値があると言えます。


「付加価値」を間違って理解していた繊維商社時代

こう聞くと、「そらそうでしょ」と思うかもしれません。
でも意外とみなさんソフトクリームに金粉乗っけるようなことやってしまっていませんか?
私はやってしまっていた一人です。(笑)
ここからは経験談です。

繊維商社時代、得意先との商談の際に毎回こう言われていました。
「付加価値があるもの提案してください。じゃないと売れないんで。」
そう言われた私は、様々な機能性を持たせた商品を提案していました。
吸水速乾、接触冷感、UVカット、撥水加工、防砂加工、抗菌加工、抗ウイルス加工、etc….
機能性素材=付加価値と思っていたので、ありとあらゆる機能性素材を集めて提案していました。
もちろん発注いただいた商品もありましたが、機能性アイコンつけただけの下げ札をつけて販売しても店頭ではまぁ〜売れないんですよ。(笑)
どこも機能性素材はやっていたというのもあります。
最終的には「機能性がついて値段が上がったら売れるわけない。今まで同じ値段で機能性ついたものを提案してくれないと。」
と言われる始末。
もう世紀末です(笑)

「価値」を感じるものを理解すべし。

ここで本当に大事なのは、

何に価値を感じてもらえるかを理解していなければ、価値を付加することはできない。

ということです。
人によって何に価値を感じるかは変わってきます。
そのためにリサーチがとても重要ということですね!

私は消費者が何に価値を感じるのか何もリサーチもせずに、機能性素材をただただ提案していました。
吸水速乾は早く乾くし、夏なら接触冷感で冷たいって感じてもらえし売れるやろ!と思っていました。(ガチです)
しかし吸水速乾だろうが、接触冷感だろうが、それを消費者が価値と感じなければ付加価値ではないのです。
なので私の商品には店頭に並んでも価値を感じてもらえず、売れ行きが芳しくなかったということです。

ちなみに形容詞で表現できるものはすべて価値を感じるものです。
高い・安い・早い・美味い・上手い・涼しい・温かい・冷たい・熱い・かっこいい・かわいいetc…

あとは心理学や生理学的なものでいうと
「マズローの5段階欲求説」とか「七つの大罪(傲慢・強欲・嫉妬・憤怒・色欲・暴食・怠惰)」
などを組み込むと、価値を感じてもらいやすいですね。
(気になる人は調べてみてください!)

例えば、
「これを飲めば、どれだけ食べても痩せる!」
「1日3分これをやるだけで美しいスタイルに!」
「これを食べれば誰でもムキムキに!モテること間違いなし!」

これは七つの大罪でいうと「強欲」「色欲」「暴食」「怠惰」あたりが組み込まれていますね。
トレーニングやスポーツをしている方であれば、そんなもんあるかい!って思うんですが、
そういった怪しいサプリメントに手を出してしまう人もいます。
いい例ではありませんが、それはその商品やコンテンツに価値を感じているということです。

それは本当に「感じられる価値」を付加できていますか?

街中で意識的に見ていると、
・自分が何に価値を感じているか。
・他の人は何に価値を感じているか。
というものが見えてきます。
ご自身の商品やサービスに付加価値をつけるヒントが隠されているかもしれません。
またそれが何に対して価値を感じているのかはSNSなどでも深ぼってリサーチするのもいいかもしれませんね!

これ以上は少し長くなってしまうので今回はここまでにします。
この続きはまた来週に!!

ここまで読んでいただきありがとうございました!!!

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