朝に寄る
月はまだいるか。なんて考えて捨てる夜。
早とちりの秋雨か、門限破りの梅雨なのか。分かるのは明日、いやもう今日か。
きっと夜を巡って,来る朝には雨だろう。
雲の向こうにまだ、あの月は居るだろうか。
……みたいな。
そんな空想の予定を入れてみる。お蕎麦と髭剃りの間が良い。
意味の有無は問わないで、人は無意味に意味を持たせられる生物なんだから。
無意味含めて私は今日も。昨日も明日も、これからもずっと。夜に朝を組み立てる。寝て起きる明日の私が、「今日も今日とて」生きたいと思える1日に。
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