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【映画】マイ・フェア・レディ

 2023年4月30日(日)、時間に余裕があったので、午前十時の映画祭の『マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)』を鑑賞しました。メモを残します。

■今回の映画について

 以下、(1)と(2)は、上記リンク先に記載されているので、必要最小限にとどめます。

(1)作品の概要

 1964年にアメリカで製作されたミュージカル映画です。監督は、ジョージ・キューカー、主演は、オードリー・ヘプバーン。

(2)簡単なあらすじ

ロンドンの下町生まれのイライザ(オードリー・ヘプバーン)は、粗野で下品な花売り娘。言語学専門のヒギンズ教授(レックス・ハリソン)は、偶然知り合った彼女を立派なレディに仕立てられるか否かの賭けをする。<以下省略>

午前十時の映画祭HPより

(3)原作のブロードウェイ・ミュージカルについて

1913年のジョージ・バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』を原作とした、作詞・脚本アラン・ジェイ・ラーナー、作曲フレデリック・ロウによるミュージカル。1956年ブロードウェイにて初演。

Wikipediaを多少加工しました。

■オードリー・ヘップバーンについて

(1)映画でのイライザについて

 上述したあらすじに「粗野で下品な花売り娘」という言葉がありますが、最初私は「この役がオードリー・ヘップバーン?」と思いました。美人でお金持ちの役が多い印象を私は持っていたからです。淑女となってからも粗野な部分が残っていますが、粗野な娘から淑女へと変わっていくストーリーを、演技も含めて私は楽しく鑑賞することが出来ました。

(2)オードリーってどんな人?

 高校の国語の教科書に、オードリーが出演する作品についての「評論」が載っていました。そこで、国語の先生から「オードリー・ヘップバーンをどんな女性だと思いますか?」「好きですか?嫌いですか?」といったような問いが投げかけられました。
 当時、地方の高校生で、映画もほとんど観たことのなかった私は、あまり上手く発言することが出来ませんでした。彼女の生き方や出演作品について(否定的なものも含めて)いくつか意見が出され、「ふ~ん。」と思ったのを覚えています。
 女優活動に加え、第二次世界大戦における戦争体験や、戦後のユニセフ活動など、彼女の伝記を読もうと思いつつここまで来てしまいました。そろそろ気合を入れて、伝記を読んでみたいと思います。

■作品を通して考えたこと

 最初は、イライザの「サクセス・ストーリー」だと思って、鑑賞に臨んだのですが、そこにとどまらず、何点か考えさせられました。以下、記載してみます。

(1)女性の地位について

 ジョージ・バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』が書かれたのが1913年、ブロードウェイでの初演が1956年。映画の舞台設定が何年になっているのかすぐには押さえられなかったのですが、女性の地位向上が背景にあると考えさせられました。

(2)登場する男性について

 レックス・ハリソン演じる言語学専門のヒギンズ教授は、紳士と評されつつも、意外とポンポン物をいう設定で、こちらはこちらで粗野という印象を持ちました。
 また、スタンリー・ホロウェイ演じるイライザの父は労働者階級であり、労働者の生活も織り交ぜられていました。この点、原作者の「ジョージ・バーナード・ショー」について、今後もう少し調べてみたいと思いました。ここでは長くなるので割愛します。

(3)「所有」という概念について

 イライザとヒギンズ教授が口論になる場面はいくつかありますが、その中で、「所有」について語られるような場面があったと思います。指輪などの資産の所有に加え、人を所有できるのか、などの概念が含まれてみたように思いました。ここも、原作を含め、もう少しきちんと押さえたいです。

(4)いつか読んでみたい本

■最後に

 ミュージカル映画であること、「マイフェア」と「メイフェア」の違いが出て来ることなど、英語をもう少し聞き分けらればもう少し楽しめるだろうなと思いました。
 相変わらず反省点が多いですが、今回の映画鑑賞はとても楽しかったです。繰り返し観てみたいと思います。

以上です。

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