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気を使いすぎて、アルバイトで大失敗した私。2021/12/31

1.職場で気を使いすぎて、先輩に聞きに行けない。
人に気を使って、配慮をして、優しくする。それが正しい人との関わり方だと考えていました。また親にも気を使いながら、優しく接していたので、あなたは優しい子だと褒められ、嬉しく思っていました。

親が子を褒めることは悪いことではありませんが、私は親からよく思われたかったので、できるだけいい子で、迷惑のかからない子供であろうとしました。

結果、親に叱られることもなく、友人と喧嘩をすることもなく育ちましたが、アルバイトを始めるとそれが裏目に出ることとなりました。

アルバイトはチェーンの飲食店でやっていました。当然、入ってばかりの初心者は仕事を知っているわけでも、こなせる訳でもないので、先輩方に教えてもらう他ありませんでした。

一通り、仕事内容は店長から教えてもらいましたが、それだけでは対処できないケースや忘れてしまうこともたくさんありました。

ここでやるべきことは、先輩や店長に聞くことです。また、そうすべきだと言うことも分かっていました。ですが、聞きに行こうと思っても、先輩方が忙しく働いている姿を見ていると、行動できなくなってしまうのです。

私は、人に配慮し、優しくし、生きてきた結果、人からの嫌われるのが怖くて仕方ない人間になってしまっていたのです。もっと言えば、嫌われないために、配慮や気遣いを大事にしていたのかもしれません。

そのため、アルバイトでは問題が起こっているのに、オドオドとして何も行動ができなかったり、勝手なことをして失敗し、怒られると言うことを繰り返していました。

2.まずは家庭内で気を使わないことからスタート
一連の問題の大きな原因は家庭での過ごし方にありました。親に怒られないよう、いい子だと思われるよう振る舞っていた自分から、少しずつ自分の要望を言えるように努力しました。

恥ずかしい話ですが、最初は自分が何がしたいのか、自分自身が何を求めているのかさえもよく分かりませんでした。

続けることで少しずつ、自分の言いたいことが言えるようになりました。続ける中で「自分の言いたいことを言う」ということと「自分にとって言いにくいことを言う」ということが混同することもありましたが、少しずつ分別が付くようになっていきました。

3.どうしたいかが分かると思考が論理的になる。
「人からどう思われるか?」という受動的な判断基準から、「私がどうしたいか?」という主体的な判断基準に徐々に移り変われたことで、少しずつ「嫌われるのが怖い」とか「嫌な反応をされたくない」といった考えは脳の外に押し出されていきました。他人からどう思われているかということにはある程度無神経になって、バイト中も少しずつ分からないことを聞きに行けるようになりました。

主体的に判断するという習慣を持つと、私の場合は論理的な思考が身についていきました。「私がどうしたいか?」と自分自身への問いかけると、私が目指すべきゴールが見えてきます。
アルバイトで何らかの問題が起こった場合においても、人それぞれ、自分がどうしたいか?どういう方向に持っていきたいか?は異なるとは思います。「トラブルを解決したい」「トラブルに巻き込まれたくない」など。

しかし、自分の欲求に基づいて、ゴールを都度、状況応じて設定できると、次に何をすべきなのかが明確になります。

他人からどう思われるかではなく、自分がどうしたいかを明確にする癖をつけることで、職場で分からないことがあったら聞けるようになるだけではなく、判断能力が養われます。今私が何をすれば良いかが限りなく明確になります。
そして、のらりくらり周りに流されて生きるのではなく、人生の目的をもって生きられるようになると私は考えています。

本日ここまで、それでは良いお年をお迎えください!

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