読書を研究するということ 2006年
いい本を作りたい、と思ったとき、いい本であるかをどのように評価すべきか。私は読書体験による人の変化によって評価すべきだと思う。読書によって変化したのか、したとすればどのように変化したのか。「良い」変化を作り出せる本を、「いい本」と定義してみたい。
しかし読書を定量的にとらえることって、できるのだろうか。読書によって人に起きている現象を調べることはできるのか。アンケートをとる?脳波をとる?それとも…というわけで、行き詰まったので、拝読することにした。
・日本図書館情報学会におけるシンポジウムの記録。
・「学会記事」というジャンルらしい。
・「読書にかかわる研究自体が多いとは決して言えないということが ,図書館情報学の世界での動向ではないかという仮説が成り立つの かもしれませ ん 。」
・読書そのものの研究よりも、読書に関する図書館の役割などの方が明確な研究テーマになる。確かに
・「眼球運動を測定して、絵本の読み、あるいは絵本の理科についての研究が進められています」そうなのか
・学校での調査はあるようだ。読書習慣の効用(「心の成長」「癒し」「学力」「学習意欲」)など。
・全体として、朝読書、学校の図書館に関わる内容が多め
どちらかというと教育学に縁の深い内容だった。そちらなのか。本に期待することは教育的効果なのか。私が思ういい本は教育的効果をもつ本ということなのだろうか… と新たな疑問が発生した。少しまた考えたい。
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