エチオピアのコーヒー文化
はじめに
みなさん、こんにちわ!
前回に引き続き、生産量の多い国のコーヒー文化紹介したいと思います。
今回はエチオピアのコーヒー文化を紹介したいと思います!
歴史
実は、エチオピアはコーヒーの起源とされる説があります。(伝説として語られているので、本当かどうかはわかりませんが、、)
ある少年カルディはヤギを飼っていました。夜になっても興奮しているヤギを見て不思議に思った少年はヤギが何か食べていることに気づきました。
それがコーヒーの実だったのです!!!
そのコーヒーの実を少年も食べてみると元気が出ることがわかりました。その話を聞いた修道僧が夜中の儀式中の眠気対策としてコーヒーの実を食べるようになりました。
このような話からコーヒーの起源とされるエチオピアですが、輸出が始まったのは17世紀ごろです。
しかし、当時エチオピアはコーヒーの名前の由来となるカフェ地区をメインとした自生するコーヒーの木からの収穫に依存していたため、輸出量は少なかったそうです。
エチオピアのコーヒー産業が本格的に強化されたのは1950年代であり、そこから社会主義による混乱と民主化を経て現在に至ります。(ここら辺の話はかなり長い上に、スペシャリティコーヒーの話が出てくるので、また今度記事にします!)
栽培
プランテーション(大規模栽培)、ガーデン(小規模栽培)、フォレスト(自生したコーヒーの木から収穫)の3つの方法でコーヒーは栽培されています。
エチオピアには多くの山があり、それぞれの山で栽培されるコーヒーの味には違いがあります。
代表的な産地の中でも有名なシダモとイルガチェフェを紹介します。
・シダモ(標高1400~2200m)
エチオピア南部に位置する最高品質のコーヒーを生産する地域です。
柑橘系やベリー系のフルーティな風味が特徴とされています。
・イルガチェフェ(標高1750~2200m)
シダモ地方の中に位置する地区ですが、イルガチェフェは別枠として扱われます。
柑橘系、ピーチ、リンゴ、ベリーなど、イルガチェフェの中でも風味の幅はかなり広くなっています。(ピーチ、リンゴ、ベリーの風味って想像できますか?風味の原因となってる物質を特定できたら面白そうですね)
文化
日本の茶道によく似たコーヒーセレモニーという文化があります。
ゲストを迎え、まずコーヒー豆を洗うことから始まります。
その後、豆を挽いて焙煎し、コーヒー を淹れます。
時間をかけてゆっくりとコーヒーを淹れる間にゲストとの会話を楽しみ、美味しさを共有するそうです。
最後に
今回エチオピアのコーヒー文化を紹介しました。
エチオピアコーヒーに関する情報はかなり多く、まとめるのに非常に苦労しました。それだけ、世界から注目されている産地だと言えます。
コーヒーの成分自体の研究に着目すると、風味の原因となる物質が何であるのか分かって私たちのプロジェクトにつながるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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参考文献
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