シンジ

シンジといいます

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  • オリオン(打ち切り)

    僕が一番最初に書いた物語です。打ち切りとなりましたが、良ければどうぞ。

最近の記事

海の家1章(話)続「仕事中」

店が賑わっているお昼時。海で運動してお腹を空かせた人が昼食を食べに店に来るのだ。僕は接客用のエプロンのヒモをキュッと締め、食堂に向かった。 「あのすいません、食べ物の注文ってどこですればいいんでしょうか?分からなくて…」 お子さん連れの女性が話しかけてきた。注文の仕方がわからないようだ。うちではよくあることだ。うちの店は少し特殊で、朝7時~10時の食事は販売カウンターに直接注文する形式、11時~2時の食事は店員が注文を聞いて席に持っていく形式になっていて、分からない人がい

    • 「海の家」リメイク 一章 僕の仕事

      ここは僕の父さんが経営する海の家。いろんな人が一息つくためにここに来る 「焼きそば三つくださ~い!!」 「お!お嬢ちゃん、一人で注文しに来たのかい?」 「うん!お父さんとお母さんとワタシの分買って来てって言われたの!」 「偉いねぇ。はいよ!!焼きそば三つ!その焼きそば熱いから気をつけて食べるんだよ。」 「はーい!」 「ういしょ…うーんおいしょ…」 「おいケント手が空いてんなら運ぶの手伝ってやれ。」 「あ、はーい。ねえ君大丈夫?焼きそば運ぶの手伝おうか?」 「

      • 「海の家」ブランク小説

        「焼きそば三つくださ~い!!」 「お!お嬢ちゃん、一人で注文しに来たのかい?」 「うん!お父さんとお母さんとワタシの分買って来てって言われたの!」 「偉いねぇ。はいよ!!焼きそば三つ!その焼きそば熱いから気をつけて食べるんだよ。」 「はーい!」 「ういしょ…うーんおいしょ…」 「おいケント運ぶの手伝ってやれ。」 「わかった。そこの君大丈夫?焼きそば運ぶの手伝おうか?」 「いいの!私が運ぶの!私のお仕事だもん!」 「でも危ないよ?一つでいいからお兄ちゃんにも持

        • ブランク小説「夢は叶うと言っていた」

          「お母さん、僕バスケットボール選手になりたい!どうやったらなれるかな?」 「きちんと頑張って、きちんとお願いすればきっと神様が願いを叶えてくれるわよ。」 「そっかじゃあ僕頑張るね!」 「ええ、頑張りなさい。」 あのやり取りから何年たっただろうか…ガキの頃にした胡散臭い神とかいう奴を信じて胸に炎を持ったあの時。懐かしいぜ。まあ結局願いなんてもんは叶わなかったんだけどな。

        海の家1章(話)続「仕事中」

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        • オリオン(打ち切り)
          3本

        記事

          【ブランク小説】悲しさに鞭を打って

          薄暗い自分の部屋。モノが散乱し、家具の位置もガラリと変わっている。私の腕はアザだらけ、髪はボサボサ。これは決してリフォームではない。昨夜、私が目から心情を流しながら行った悪行である。悲しい、悔しい、死にたいそんな気持ちで行った粛清されるべき愚行である。私は自分の行った愚行を見つめ直し、また目から心を流すのだった。そもそもあんなことにならなければ…

          【ブランク小説】悲しさに鞭を打って

          皆さんお久しぶりです身丈書人でございます。長らく記事を更新しておらず誠に申し訳ございません。小説の更新頻度は変わりませんが、どうか気長に待っていてほしいです。

          皆さんお久しぶりです身丈書人でございます。長らく記事を更新しておらず誠に申し訳ございません。小説の更新頻度は変わりませんが、どうか気長に待っていてほしいです。

          Twitterにて報告させていただいた投稿ペースを落とすことをnoteのほうでも報告させて頂きます。小説の楽しみにしてくださっている方、誠に申し訳ございません。我儘な僕を少し軽蔑してあげて下さい。またいつか勝手に戻ってこようと思います。

          Twitterにて報告させていただいた投稿ペースを落とすことをnoteのほうでも報告させて頂きます。小説の楽しみにしてくださっている方、誠に申し訳ございません。我儘な僕を少し軽蔑してあげて下さい。またいつか勝手に戻ってこようと思います。

          ブランク小説「逃げ出した」

          ブランク小説「逃げ出した」

          【お知らせ】これからで少しずつ続編が書かれない「ブランク小説」というものをやってみることにしました。即興で思いついた小説、またはネタが思いついたのに疲れて書けなくなった小説の冒頭部分を投稿するというものです。先程投稿したカーテンはその一作目となりますどうぞよろしくお願い致します。

          【お知らせ】これからで少しずつ続編が書かれない「ブランク小説」というものをやってみることにしました。即興で思いついた小説、またはネタが思いついたのに疲れて書けなくなった小説の冒頭部分を投稿するというものです。先程投稿したカーテンはその一作目となりますどうぞよろしくお願い致します。

          「カーテン」ブランク小説その1

           病室のカーテンが靡く。少し開いた窓の隙間から気持ちいい風が、カーテンを伝って薄手の病衣に触れる。余命宣告をされた私に対してお日様が少しでも元気でいられるよう、気持ちいい風を吹かせる努力をしてくれているのだ。無機質な白い病室では、カーテンの細い隙間から覗く、窓に映る青空がとても綺麗に見える。窓際にいる私だけの特権だ。そんな綺麗な光景に少しの夢を抱くからか、輝いて見える景色になぜか涙がこぼれる。これで何回目になるだろう。涙がこぼれてしまう回数が前より増え、気持ちの青もどんどん濃

          「カーテン」ブランク小説その1

          オリオンpart3 短めで読みやすいと思います!

          オリオンpart3 短めで読みやすいと思います!

          【再投稿】オリオンpart2

          【再投稿】オリオンpart2

          今日は何もできなかったので僕の即興の小説を投稿したいと思います「芸術」

           私は芸術がわからない。芸術という二文字の熟語であらわされる言葉の意味が分からない。……はぁ。また心の中で呟いた。この癖がどうも治らない。私は心の中で呟く癖がある。どんな時でも関係なくいつの間にか呟いてしまう。それがたとえ「今話題沸騰中の超新星画家!」と称される人の作品の前でも。 (何だろう…?この絵…ウネウネしてて気持ち悪い。つまらないな、もう帰ろう…あれ?何回目だろうこの感じ) 私は‘‘超新星画家‘‘の絵を前に感情がグチャグチャとかき混ぜられるような感覚を覚え、期待外

          今日は何もできなかったので僕の即興の小説を投稿したいと思います「芸術」

          今息抜きに別の小説の執筆を開始しました。この小説に関しては一部を投稿して好評だったらオリオンが一区切りついたタイミングで続編を投稿したいと思います。よろしくお願いします。

          今息抜きに別の小説の執筆を開始しました。この小説に関しては一部を投稿して好評だったらオリオンが一区切りついたタイミングで続編を投稿したいと思います。よろしくお願いします。

          オリオンの一話には色々な伏線が隠されているので良ければチェックしてみてください。

          オリオンの一話には色々な伏線が隠されているので良ければチェックしてみてください。

          オリオンpart2※今回は少し長いです

          オリオンpart2※今回は少し長いです