ブランク小説「夢は叶うと言っていた」

「お母さん、僕バスケットボール選手になりたい!どうやったらなれるかな?」

「きちんと頑張って、きちんとお願いすればきっと神様が願いを叶えてくれるわよ。」

「そっかじゃあ僕頑張るね!」

「ええ、頑張りなさい。」

あのやり取りから何年たっただろうか…ガキの頃にした胡散臭い神とかいう奴を信じて胸に炎を持ったあの時。懐かしいぜ。まあ結局願いなんてもんは叶わなかったんだけどな。

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