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ダイヤモンドに毛が三本

今日は両親の63回目の結婚記念日。
3年前にダイヤモンド婚式のお祝いをしましたが、調べてみるとその先はないみたいです。
人生100年時代に20歳で結婚すると70年目、80年目ぐらいまでは到達するご夫婦がでてくるかもしれないので、ぜひ今のうちに用意しておいてほしいものです。
でも、結婚記念日のお祝いは長寿のお祝いと違って、夫婦揃って長生きをしなければならないので、難易度はあがりますね。


いつもだったら金曜日なので自宅へ帰るのですが、結婚記念日だということで明日に延ばしました。
実は、今日の結婚記念日も弟に言われて思い出したのです。
忘れていたことは内緒にして、ささやかなお祝いの真似事してみることにしました。

しかし、現在父は絶不調。
朝から、倦怠感マックスで、起きてくるなり「死にそうだ」を連発します。
体調が悪いわけではなさそうなので、甘いものをかざして叱咤激励。
「通所リハビリから帰ってきたら、ケーキでお祝いだから、頑張っていってらっしゃい。」

ケーキという文字に釣られて、なんとかリハビリに行ったものの、帰ってきてもまったく覇気がありません。
顔つきもいつもと違っているので、本当にしんどいのだろうと思います。
ただ、その理由がよくわかりません。


かつてオットくんが重度のうつ状態に陥ったとき(ステロイドの大量投与後)、いろいろと調べたことがありました。
そのとき、知った概念に「アドレナル・ファティーグ(副腎疲労)」というものがありました。
その頃は、まだ医師もあまり知らない病態だと書いてありましたが、その内容に衝撃を受けた記憶があります。

ホルモンの力とそのバランスの大切さ。
特に副腎から出ているコルチゾールの働きは、知っていそうで知らない。

代表的なストレスホルモンであるコルチゾールは,肝臓での糖の新生,脂肪の分解,タンパク質代謝,血糖上昇作用などの代謝作用を有し,また,抗炎症および免疫抑制などにも関与する生体にとって必須のホルモンである.

日本産婦人科医会 ストレスホルモン

心の病と思われる人でも、この副腎の機能が落ちているために、とにかく力がでない、生きる気力がわかない、ということがあるのだとか。

もしかしたら、父も副腎の機能が低下しているのかもしれません。
甘いものばかりを食べたがったり、極端に寒がったり。
加齢とともに減少するホルモンみたいですので、今更、増やすことはできないのかもしれませんが、そう考えてみると少し優しくなれます。


17時には希望の焼肉を数口とケーキを半分食べて早々に寝てしまいました。
とりあえず「結婚記念日おめでとう!」と乾杯できたのでヨシとします。



タイトル画像は”ますみゆたか/真澄悠貴”さんにお借りしました。


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