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先入観抜きで、よーーく観察してから対策をねる

介護生活3日目。
すでにへとへとで、「事実は小説よりも奇なり」→「現実は想像より難あり」・・・、「案ずるより産むが易し」はどこへやら。

***

初日は3時間おきに覚醒しトイレへ行っていたが、昨夜は1時間おきだった。
「もう寝る」と言ってベッドに入ったのが21時半。
昼間の活動が少なすぎたのか、22時半から1時間おきに覚醒し始めた。
12時半に就寝した私は朝までに5回起こされた。
途中で「柿ちゃん!」と呼ばれて、飛び起きたので計6回。
その「柿ちゃん!」は寝言だったという悲しいオチ付き。
最悪な状態で目覚めた。

母は朝から福祉協議会の催しにでかけた。
私と父は入れ歯を作るために、1時間かけて歯医者に行った。
出来上がるまで1ヶ月はかかるらしい。
とりあえず、今の歯を落ちない程度に補強してもらって帰ってきた。

歯が入ると5歳ぐらい若返る。
ことばも聞き取りやすくなってコミュニケーションが取りやすくなる。
はずだったのだが・・・。
なぜか、滑舌が良くなったら耳が遠くなった?!

昨日までは聞き取れていたレベルの会話が成り立たない。
コント以上に、話が食い違う。
最初は笑っていた私も、半日いっしょにいるとさすがに疲れる。
睡眠不足で、顔がひきつる。

帰り道、この近くに新鮮なお刺身が買えるところがあるから、今夜は三人で好きなだけお刺身を食べようと言ってきた。
何度も来たからわかると、場所を案内してくれるのだが、一向にたどり着かない。
同じところをぐるぐる回る。
googlマップで探そうにも店名がこれまた曖昧。

だんだんイライラしている私をみて「何度も回ると覚えるからいいんじゃない?」なんて言う。
疲労感MAX!!
ようやく見つけて買い物を済ませ、帰り着いたのはでかけてから6時間ぐらいだった。
暑いし、昼食抜き。(-_-;)


さらに追い打ちがかかる。
今日は汗もかいたし、お風呂に入ろうと提案してみた。
「お風呂なんて大丈夫だよ、病院とは違ってずっと使ってきたうちのお風呂だよ?」
そういうだけあって、片足立ちなど身体機能が驚くほど回復しているところを見せつけてくる。
しかし反面、シャワーのハンドルが回せないことが発覚。
・湯船にお湯ははれたが、一杯になったからといって止めることをしない。
・誘導してもハンドルを反対側に回してしまう。
・温度調節ハンドルを何度も回そうとする。

なんか、私の認識と障害の部位と程度が著しく異なる。
「それできるの?」と思う反面
「え、どうしてこれができないの?」「意味わからないの?」
なんてことが、続出。

まぁ、気持ちよさそうに湯船に使っている姿を見ると、まっいいか!ってなるのだけど。

しかし、この先、先入観抜きで、よーーく観察して、対策をとらないと盲点で足をすくわれそう。
・・・とりあえず、父が寝たから、今のうちに私も寝とこう。


タイトル画像は”M@R / めばえる”さんにお借りしました。
真夏だからこそ、湯船に浸かると披露がとれるのですよねー。


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