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仕事始めの物思い

今日は仕事初めでした。
明日からの介護休暇延長手続きのため、久しぶりに出勤しました。

病院は第8波のため、とんでもないことに。
こんなときに長期休みをとるのは、申し訳無さでいっぱいです。
しかし、病院には私の代わりはいっぱいいるけど、父には私しかいないので、後ろ髪を引かれながら職場をあとにしました。

***

産休、育児休暇、病気休暇、介護休暇、制度的にはいろいろとお休みがあるけれど、どういう制度設計になっているのだろうとずっと疑問でした。
というのは、もし希望する人が全員何の躊躇もなく取得する権利のある休みを取ったとしたら、働く人がどれぐらい残るのだろうか・・・と思ったのです。

取得する権利のある休みは知っていても、取りにくい、もしくは敢えてとらない、という人がたくさんいます。
うちは有給休暇でさえ、すべて取れるわけではありません。

それがいいわけではないのは重々わかっています。
権利があるのだから、取ればいいという理屈もわかります。

でも、じゃ目の前の患者さんはどうするの??
事務仕事なら自分で多少は仕事量の采配ができるかもしれませんが、病院は決まった人数が常に必要です。
急に誰かが休めば、代わりの人が出てこなければならない、もしくは少ない人数で終わるまで残業するしかありません。

それがわかっているから、なかなか休みが言い出しにくい。
じゃ休みを取ってもいいだけの職員を採用すればいいじゃないか!
と言われますが、そう簡単に看護師は見つかりません。
みんな疲れ果てて去っていっているのですから。

それをずっと見てきて何とかしたいと思ってきましたが、結局何もできませんでした。
そして、バックヤードに引っ込んだ途端、自ら長期休みを取るということに後ろめたさと矛盾を感じています。

しかし、みんなが「こっちは大丈夫だから、お父さんの介護しっかりしてね。」と言ってくれました。
若干(いや、だいぶ?)、社交辞令も入っていたとは思いますが、ありがたいことだと思いました。
私は長期休みを取る人たちに、そんな風に言ってあげられていたかな。


先の見えない介護生活。
とりあえず、今できることを、後悔のないようにしよう!
というのが、今年の目標なので、あれこれ考えることはありますが、また明日から両親との3人4脚(うわっ、すぐ転びそう!!😂)を頑張ります。



タイトル画像は”terrarhythm”さんにお借りしました。
タイトルが「仕事初め」そのものでした。
ゆるりとスタートです。


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