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【アニメ】ロボットモノのアニメはスキですか?/機動戦士ガンダム『逆襲のシャア』編

(全2,222文字)
みなさんこんばんは。
毎週金曜日は日替わりカケウドン定食『アニメの日』です。
この記事ではちょっと昔懐かしい作品をご紹介しております。

そう言えば、テレビ放送シリーズとOVAばかりに眼が行ってましたが、この作品を忘れてはいけませんでした。

今日は、劇場で放映された機動戦士ガンダム『逆襲のシャア』について少し書いてみたいと思います。

過去のアニメ関連記事はこちらにまとめています。



機動戦士ガンダム『逆襲のシャア』

本作品は、1988年3月、松竹系で劇場放映されたガンダムシリーズのアニメ映画です。

本作品が劇場公開されるまでは、ガンダムシリーズの映画作品は、1981年から82年にかけての、ファーストガンダム全3部作だけでした。
(ガンダムF91の放映が1991年)

ユニバーサルセンチュリーの時間軸にある、いわゆる『正当なガンダムシリーズ』の完結編としてつくられた映画でした。

興行収入11億円、観客総動員103万人、DVD売り上げ30万枚と、当時のアニメ業界の状況を考えると、かなりヒットした作品だったことがうかがわれます。

1.概要

一言で言いますと、アムロとシャアの最終対決です。

あらすじ・ネタバレ

ネオジオン軍総帥として、シャア・アズナブルが旗揚げし、地球連邦政府に戦争をしかけます。地球を浄化するため、宇宙から大規模な隕石落とし作戦を行い、地球を寒冷化して一時的にですが人が住めなくすることで、全人類を宇宙に移民させることを促進するのが狙いでした。

地球連邦軍のロンドベル隊(アムロ、ブライトが所属)がその戦いに参加して、シャアの隕石落とし、最終的に宇宙要塞アクシズを地球に落とすことを阻止し、作戦終了。

結果的に、アムロとシャアの対決は、アムロが勝利する形にはなるのですが、二人の行方は劇中では白黒はっきりとは語られていません。

後のユニコーン、ナラティブ、閃光のハサウェイと映画作品は続くものの、アムロとシャアは登場していません。

2.感想

ある人物を中心に据えてガンダムと言う作品を見てみます。まあ、シャアを中心にガンダムを見てみるとですね。

①1年戦争編:父ジオン・ズム・ダイクンがザビ家に暗殺される。1年戦争のドサクサに紛れて他人と入れ替わり従軍する。目的はザビ家への復讐のため。結果として目標の殆どを達成するも、失ったものも大きかった。

②グリプス戦役編(Zガンダムのみ):戦後の混沌期に反地球連邦組織/エゥーゴに潜り込む。ジオン残党狩りを主任務にするティターンズの台頭へ内部反対勢力から関わり、代表のブレックス准将から「君がエゥーゴを指揮しろ」と促されるも、地球連邦政府の組織実態を垣間見る。

③逆シャア編:結局、地球再生の道を地球人類の手には任せられないとあきれた結果、自分で何とかしようと立ち上がる。

歴代のガンダムシリーズの主人公は、アムロ・レイ、カミーユ・ビダン、ジュドー・アーシタと、それぞれ違いますが、シャアの視点で見ると、ガンダムと言う作品が1本の軸の上に見えてきます。面白い事に。

ある意味、ガンダムと言う物語の中心にあり、もう一人の主人公は、ほかならぬこの人、シャア・アズナブルなんだなと。

かけうどん画

シャアがいることで、この作品が引き立つのではない。彼が中心にいるからガンダムと言う物語が成り立つんだと思うんです。

あまりにもサクッと書きすぎたので、「そこは違うよ」、「そこはこうだよ」と言った意見はあるかと思いますが、どうかご容赦ください。

3.最後に…

時代はかわり、アニメ作品の制作に係る各種技法やツールはとても進歩し、発展してきていますが、やはりその中心にあって重要な要素は『人』なんじゃないかなと個人的には思います。

どんなに優れたツールを使い、どんなに進化した表現技法や技術が取り入れられたとしても、それだけでは良い作品になるとは思えません。それを考える人、形にする人、そんな『作り手の方々の熱い想い』が込められていなければ。

当時としては物凄い技法(CGの無い時代なのに背景の絵が動く!とか)も導入された本作品でしたが、何よりも、製作者側の熱い想いが感じられる超大作だったと今でも思います。

どんなに技術が進歩したとしても、全てが人にとって代われるのか。

最近、生成AIが話題・議論になってもいますが。

生成AIを『安いエ○本』と例えられた冨野監督のコメントには、正直、腹をかかえて笑いながら、「この人が言いそうなことだな、やっぱり天才だな…」と思いつつ、確かに的を得ている考えだなとも納得しました。

話をもとにもどして。

どうしても、つくるのに『手間』のかかるロボット・アニメですが、ガンダムを超える作品が出てこない!と言われ続けて何十年が経つのでしょうか。

個人的には、別に無理して超えるべきとも思わないし、超えて欲しいとも思わない、超えるような凄いものが出てくるのもまた、それはそれで良いことかも知れません。まあ、そこに答えは無いと個人的に思うだけです。

ただ、ただ、私は言いたい。

ロボットモノのアニメが見たい。

それだけです。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

オマケ:機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ

比較的新しい作品ですが、これを見る前に、逆襲のシャアは見ておくべきかなと個人的には思います。ユニコーンはムリに観なくてもOKかなとも思います。

原作小説も読みましたが…当時、周囲の同級生の友達の意見は賛否両論でした…。

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