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【仕事】『見たことの無い動物の絵を描け!』と言われた時にどうしたら良いか

(全約2,500文字)
皆さんおはようございます。
毎週水曜日の朝、仕事に関する記事を投稿している、かけうどんです。

今日は、『前例の無い仕事を任された時にどうしたら良いか?』について、少し考えてみたいと思います。

過去の仕事記事はこちらのマガジンにまとめております。


前例の無い仕事とは

仕事と言っても様々な業種・業界があり、一概には言えませんが、およそのところで仕事には前例がある仕事と無い仕事に分けられると思います。

今まで誰かがやってきたこと、今まで同じ流れでやっていること、要は『実績や前例』と言うものがあり、それらに沿ってやるだけで良いことと、全くもってゼロから作り上げなければならない仕事との境目がある場合のお話です。

大まかな流れ

前例が無いから何も出来ない。みんながその問題点に気付いているし、着手すべきと必要性は認識しているけれど、具体的にどうしたら良いかが分からない。よくある話だと思います。
そこで、そんな仕事を進めるにはどうしたら良いかについて、一例です。

1.目的を明らかにする

何事も一番肝心なのが、このゴール設定です。最初に着地点をきめておくこと。これがないと、どんなに素晴らしいアイデアをふんだんに盛り込んだ、誰も考えつかないような斬新な企画書を書いたとしても、意味が無くなってしまいます。まず、最初にあげる項目として、目的の二文字を書いてみましよう。この入り口さえ間違わなければ、ぶっちゃけ方法なんて何でも良いんです(ちょっと雑ですが(汗))

2.目的を達成できる組織や仕組みをつくる

目的がはっきりしたら、あとは、必要な組織や仕組みを作るだけです。具体的に、何があればその企画が成立するのか。おおむね、そこを考える時の要素は、『人・物・金・時間』と言われる事が殆どです。洋風に言うならですが、必要性や理想などをとなえる、すなわち目的を設定するのがリーダーだとしたら、それを実行するフェーズは管理/マネジメントになります。

3.予定を組む

簡単なようで、実は奥が深いのが、このスケジューリングです。何故なら、関係者の数が多ければ多いほど、その線引きが複雑になるからです。既に仕事の進め方が確立されているものであれば悩むことはありませんが、前例のない新規事業などは、それら既存の業務の隙間にねじ込んで行かなければならない事が多いからです。
ここは時には上司にも動いてもらって、事前の根回しをしっかりやっておく事で、後にスムーズに仕事が進むことも少なくありません。

4.計画をたてる

予定を組んでいる段階で既に計画作成段階に入ってもいるのですが、自分の所属している部署でクローズするのか、それとも他の所掌の協力が必要なのかで大きく変わってきますのであえて分けています。
計画書(紙/データ)をパソコンで打ち込んでいる時には、既に事前の調整や確認行為などが終わっている状態である事が望ましく、気をつけておきたいのが、会議の場などで、事前に相手方に提供や説明をしていないことをイキナリどーんと出さないことです。(これが続くと信用を失うことにも…)

5.実行段階/必要な処置や対策

計画書がきちんと内容のあるもの(関係者間の同意に基づいて仕事が進められる状態になっているもの)であれば、あとは実行あるのみ。なのですが、実行段階では、計画中に見えていなかった変化事項や予想しきれなかった事がよく起こるものです。いかに前もってそれらを予測できているかも大きいのですが、初めての事業などでは事前のリスクヘッジはなかなか難しいものかも知れません。そこは冷静に、適切に、その都度必要な処置や対策を講じていくしかありません。根気と努力が試されるポイントでもありましょう。よく、計画書を作るのは得意だけど、実行の監督が難しいと仰る方も少なくありませんが、現場の意見をよく聞いて計画しておくことで防げる事が少なくありません。

6.成果のまとめと積み残しの処理

何でもそうですが、仕事で一番肝心なのがココではないか?と私は思います。役職が偉くなればなるほど、組織に対する高い想いがあるからか、上層部の方々は現場の実情にそぐわないことを仰られることが少なくありません。かと言って、いつまでもできない理由を並べていたのでは組織は硬直化するだけで時代の流れからは取り残されていく恐れも否定できません。優れたリーダーは、優れたマネジメント能力も兼ね備えた人が多いと言われる所以かもしれません。
そこで、忘れてはならないのが、やりっぱなし、ヤラセっぱなしにしない事ではないかと思うのです。いつも思いつきで、イキナリ、アレをやれ、コレをやらせろと要求だけは超一流な方は少なくありませんが、終わった後のことをしっかりと成果分析して、教訓事項などをまとめ、次の事業に活かしてゆく。言い換えれば、仕事の継続性とでも言うのでしょうか。これがちゃんと出来ていれば、そもそも思い付きなんかに振り回されることはなく、計画的な仕事ができるはずだと私は思います。

何だか、とても、世間一般的なことを羅列しただけの、特異性の無い平板的なものになってしまいましたが、複雑な事であればあるほど、なるべくシンプル化してゆくことも必要なのかなと思ったりします。

最後に

何でもそうですが、初めての瞬間はあると思います。人類で初めて空を飛んだ人もいれば、宇宙に行った人もいる。月に着陸するよりも、地球で最も深い海の底に達する技術はまだ確立されていませんが、それもいつかは実現するでしょう。

全く絵を描く技術が無い人が、簡単な言葉を入力するだけで、欲しい絵柄に近いイラストを手に入れることも最近では可能になっています。ちょっと昔では考えられなかった事でもありましょう。
科学や技術が発達することで、今までは出来なかったことや、とても手の掛かったことが簡単に実現するようになりますが、そこの根底にあるのは、人間自身が思い描く未来につながる発想やアイデアがなければそもそも技術だけでは何も生まれません。

歴史と科学の二つを学び、紐解くことこそが、新しい何かを始めるためのヒントになるのかもしれません。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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