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ウィーンをチャリで散策した話

Brainhack Viennaに参加したあと2,3日ウィーンに滞在していました。その間はサンタフェ研究所のサマースクールで知り合った友達の家に居候していました。その友達に自転車を貸してもらえたのでウィーンという街を自分の目で見ながら回ることができました。初めての街は歩いたり自転車でまわると自分の中で地図が作成されていくと同時に街の特徴を捉えることができるので楽しい。

ウィーン中央駅から西駅まで歩く

空港についてからチェックインまで時間があったのでホテルまで歩いて行くついでに散策しました。行った場所次の通り。

まずは世界遺産に登録されているリング状のウィーン旧市街。このあたりが定番の観光地になっており観光客も多い。日本からのツアー客もいた。

St. Stephen's Cathedral/シュテファン寺院
おそらくウィーンの街で一番目立つ建物。とにかくでかい。観光地となっている一方で本来の用途として祈りを捧げている人が共存してるのが印象的だった。

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Column of Pest/疫病柱
ペストが大流行した1679年の後に立てらてた記念碑。このあたりは17世紀ので最も栄えていた頃のウィーンの面影が強く残る。

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The Hofburg/ホーフブルク
宮殿元皇宮宮殿。この向かいはモーツァルトのレクエイムが初演されたMichaelskircheがあった。行った日がちょうどモーツァルトの命日が近かったため特別コンサートをやっていた。行きたかったけどチケットが完売で行けなかった。

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Albertina/アルベルティーナ
 歩き疲れたので美術館に入って休憩。元は宮廷役所だったらしい。少し高いとこに建物があるが城壁の上に建てらているため。ちょうど15世紀の画家であるアルブレヒト・デューラーの特別展をやっていたので鑑賞。動物と植物のデッサンの精巧さに度肝を抜かれた。また常設展に自分の好きなフランシス・ベーコンの絵があったので20分くらい絵の前で立ち止まってしまった。

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Vienna Operahouse/オペラ座
言わずと知れてオペラ座。滞在中は魔笛をやっていたが結局いけず。服装が気になるが立ち見や遠い席だったらみんなカジュアルな服装だそうなので今度行く機会があればトライしたい。

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リングの外に出ると西駅までは歩行者天国になっている商店街が西駅が続き迷うことはなかった。ここも観光客が多かった。

チャリで東奔西走

ようやくでチャリの登場。友達の家も西駅の近くだったのでそこからスタート。まずは西へ向かった。

Schönbrunn Palace/シェーンブルン宮殿
ハプスブルク王朝の歴代君主が利用した夏の離宮。ちょうどこの前でクリスマーケットがおこなれていいた。ウィーンに住んでる友達いわくここのクリスマスマーケットが一押しらしい。宮殿の向かいの小高い丘の上に謎の彫刻があるのでそこまで登る。振り返るとウィーンを一望をできた。右に見えるひときわ目立つ建物がシュテファン寺院。

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Danube/ドナウ川
次は東へ。美しく青きドナウやわが祖国で描写された川へ向かった。ドナウ川の近くにはクラシカルな遊園地。ドナウ川の中洲を南北にサイクリングした。釣りをしている人もいた。水鳥もたくさんいてのんびりできる素敵な場所だった。夏はもっと心地よさそう。

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Kunsthistorisches Museum Wien/美術史博物館
その後また西に戻りMariaTheresia Monumentのある広場へ。この広場の南北にそれぞれ美術博物館と自然史博物館がある。先ず1日目は美術史博物館へ。結局3時間くらい中にいた。中でも栄華を極めた時代の貴族文化の展示は圧巻だった。泊めてくれた友達に話したらレガシーの一言で一周されたけどもっと誇っていいと思う。実はここには僕の大好きなアルチンボルトの代表作の冬があってこれも長い時間一人で鑑賞できた。

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Museum of Natural History Vienna/自然史博物館
日を改めて自然史博物館へ。知性を存分に感じさせる展示だった。地球の誕生にからめて鉱物の展示から始まり、生命のスープの話、そこから化石を年代順に丹念に説明、一般的な展示のハイライトは恐竜のいるジュラ紀なんだろうが、僕はカンブリア紀のウミユリの化石で興奮した。あとはアンモナイトの縫合線。三葉虫の立体的な化石も。恐竜をすぎると人類の誕生へときれいにつながり文化人類学の説明が始まる。それが1階。2階は現存生物を系統樹の根っこから説明してた。ここも3時間ほどいた。

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Rathaus/市庁舎
の前のクリスマスマーケット。ここはスケートリンクがあり滑れる。

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Capuchin Church/カプチン教会
オペラ座の代わりに教会で行わるクリスマスコンサートに参加した。このカプチン教会は納骨堂を所有しておりハプスブルク家の皇帝や皇后、その子孫らの多くが埋葬されている。そのため教会の内装も木造でシックなものとなっている。コンサートではEmperor Quartet Vienna & friendsによりバッハ、ヴィヴァルディ、モーツァルト、シューベルトといったクラシックだけでなくモダンなクリスマスソングが演奏された。

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がっつり観光したのは丸2日だけだったが、のんびり観光したわりにウィーンがどういうところかを自分の中でうまく咀嚼できたように思う。それは自転車で連続的に街を回れたことが大きく寄与している。宿と自転車を与えてくれたサンタフェでの出会いに感謝の気持ちでいっぱい。

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