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なぜ私が受験勉強を頑張れたか

みなさんは勉強は好きですか?世の中にはあまり好きではない人が多そうですが、私はテスト勉強や受験勉強が好きです。

東大を目指すことを強要してきたのは母親ですが、勉強することは好きだったので、教育虐待でプレッシャーをかけられ続けること以外は特にストレスではありませんでした。

今回は、なぜ私が受験勉強が好きだったのか、向上心のないセツナが最後まで受験勉強を頑張れた理由について、考察してみたいと思います!

受験は個人戦である

自称進学校でよく言われる「受験は団体戦!」というのには、私は全く同意できません。だって努力するかしないかは結局個人の選択ですし、最終的に受けにいくのも本人たち一人一人ですから。

親や先生の協力があるから団体戦だ!という方がいらっしゃるかもしれませんが、誰かのバックアップがあるのは個人戦である競技も一緒なので、それは団体戦である理由にはなりません。団体戦というのは並んで戦う同じ立場の人間がいることを指すと私は思っているので、その定義を踏まえると受験は個人戦だと思うのです。

毒親育ちの特徴として、誰と接する時も相手の機嫌を損ねないように必要以上に顔色を窺ってしまう、ということがありますよね。私も例に漏れずそうです。そういう人は、団体戦では自分の行動・言動がチームの誰かに迷惑をかけることを心配して思うように身動きが取れないことが多いでしょう。

ですが、個人戦である受験は、一緒に奔走する人がいません。だから、誰かに迷惑をかける心配などないのです。顔色を窺う必要などありません。ステージで1人で自由に舞える。何を勉強するかの選択も、勉強法も全て自分次第です。

もちろん、いい成績を取って母親のご機嫌取りをする必要はありましたが、これは受験勉強とは全く別のところにあることだと思っているので、今回はあえて触れません。

つまり、自分のペースで自由に舞えることが気楽で、純粋に勉強自体を楽しむことにつながっていたんだと思うんです。「受験」勉強は気楽だ、なんて言ったら炎上するかもしれませんが、誰かの顔色を窺うよりかはずっと楽でした。

勉強時間と点数は比例する

努力が報われないことって世の中たくさんありますよね。でも、勉強はそうではないと思います。もちろん、受験には合否がつきものなので、不合格だったら報われなかったと感じるかもしれません。でも、勉強した分だけ知識はついているし、考えられるようになっているはずなんです。成長しているかどうか、という視点で見れば努力は報われているんですよ。

勉強すれば、結果はついてきます。勉強時間と点数は見事に比例するんです。もちろん、集中して勉強していることが条件ではありますが。

学校で配られた問題集を3周してがっちり固めてテストに臨んだ時は返却されるテストは高得点ばかりで、小説や漫画に明け暮れていた中で迎えたテストは少し成績が落ちました。こんなに努力が成果に直結することって他にないと言っても過言ではないでしょう。

だから勉強は私にとってレベルアップだったんです。ゲームと同じです。目の前に出てきた問題という敵を倒して、自分のレベルを上げていくゲーム。成果報酬がはっきりしているゲームは中毒性があると言われていますが、それは勉強も同じだと思います。

セツナはゲーム感覚で勉強を楽しむことができていたので、努力を続けることができたと言えますね。

ノウハウがはっきりしている

受験勉強にはノウハウが存在します。この教科を仕上げるには、この問題集と参考書を使ってこういう勉強の仕方をすればいいです、というのが各教科にあるんです。特に東大受験となれば尚更。というのは、東大入試は界隈が毎年大注目する試験であり、その問題を攻略するための方法を各予備校が全力で研究しているからです。

それに従ってひたすら問題という敵を倒していけばいいんですよ。努力の方法の正解がわかっていることほど楽なことはありません。手探りで進める必要がないなんてありがたいことです。

母親の傀儡だった指示待ち人間のセツナには、それがちょうど良かったんです。勝手に敵が目の前に現れてくるんですから。

私は教科書を読んで内容をインプットするような自発的な勉強法は実は苦手です。受験生時代はひたすら手を動かして、問題を解いてアウトプットをすることでインプットしていました(?)

受験勉強はその勉強法を許してくれます。この問題集の次はこれ、その次はこっち、と順番まで全部決まっているくらいですから(もちろん、王道なだけでそれをやらなければいけないわけではないです)、ひたすらアウトプットでもレベルアップできるんですよね。だから、それほど苦にならず、受験勉強を軌道に乗せられたんだと思います。

脱線しますが、大学の勉強はそれができません。大学のテスト勉強のための問題集なんてないんです。教科書を読み込んで自発的かつ貪欲に知識を吸収することを求められます。私はそういう勉強は苦手だと、大学に入って感じました。

まとめ

要するに、受験勉強がセツナの性格にピッタリだったんです。だから、頑張れたんでしょう。社会に出たらこんな楽なことはないんでしょうね。ずっと学生でいたいなぁ…笑

とにかく、先が見えていて、努力と結果が直結しているということを実感できれば、勉強を好きになれると思います。学生の間は勉強しなくてはなりませんから(本当は一生勉強すべきかも)、勉強嫌い!という方にとって参考になると嬉しいです。嫌だ嫌だと思いながらやるのは人生楽しくなりませんからね。