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グルーピングをする毒親

みなさんは自分の両親のうち、どちらに似ていますか?大人に近づけば近づくほど、鏡に映った姿や自分の行動・言動の癖が親のそれに似ているとふと気づく機会が増えると思います。

私は、最近母親に似ていると感じては自分が憎んでやまない人間との血のつながりを感じて苦しくなり、父親に似ていると感じては母親が私によく言ってきた「あんたは父親に似て…」という罵声や嫌味がフラッシュバックする、というようなことがよくあります。

この後者について、夫(妻)と離婚した妻(夫)が子どもを「離婚相手と似ている」として敵と見なす行為を私は「グルーピング」と呼んでいます。親自身が敵と見做しているかどうかは関係なく、そのような言葉を吐かれたら子どもは確実に「お母さん(お父さん)は私を敵だと思っているんだ」と解釈してしまうのです。

今回はこの「グルーピング」について話したいと思います!

食べ物の好みでグルーピング

離婚する前から、母は父を何かと馬鹿にしていました。容姿、要領の悪さ、ファッションセンスの無さ…。自己顕示欲の塊の母親は父親を貶して自分のすごさを子どもに見せつけたかったのでしょう。

その中でも、食事の好みに関して、父親は味が濃くてカロリーの高い食べ物が好きだったのですが、それに関してよく母が馬鹿にしていたのです。父は結婚してから太ったようですが、その原因は食の好みにあるとして、例えば外食先で父親がカロリーの高そうなメニューを頼むと必ず、「それだから太るんだ、デブ」と罵るのです。

私はその父と食べ物の好みが似ていました。だからレストランなどでは父親と選ぶメニューが被ることが結構あったのですが、その度に「あんたはお父さんと似てるよね、今は私が栄養管理してるからいいけど、いずれ絶対太る」と無限に言ってくるのです。

兄はどちらかというと食べ物の好みは母親に似ていてあっさりしているものが好きだったので、このやり取りに巻き込まれず、なんなら母親が自分の味方としてグルーピングしていました。「お兄ちゃんはお母さんと一緒で健康的なものが好きだよね、私によく似てる」といった感じですね。

この程度のやり取りなら、平和な家庭でも見られるかもしれませんね。ただ、うちの家庭の問題点は、このやり取りを軽い掛け合いではなく、母親が悪意を持ってやっていることなのです。

色の好みでグルーピング

というのも、母親はその他の本当に些細なことでも私と父親をセットで貶せる機会を逃さなかったのです。どう見ても悪意があるようにしか思えません。

例えば色の好み。父は青が好きで、私は寒色系が好きでした・小さな頃はあまり知っている色の種類が少なかったので、水色が好きと言っていたのです。違うじゃないですか!青と水色って系統は同じですが、違う色ですよねぇ!でも系統が似ているだけで母親の中でグルーピングが適用されます。

あんたは本当にお父さんにそっくり、好きな色まで似るなんてパパっこだね、私とは全然似てない。

自分に似なかったことを悲しんだり、結婚相手と似ていることを喜んだりしているのでは全くなく、嫌味ったらしくこんなことを言ってくるのです。父親に子どもを取られたように感じていたのでしょうか。

ちなみに母は白が好きだったのですが、彼女の言い分は「私は心が純粋だから純白が好きなの。」だそうです笑

セットで容姿の否定

他にも、顔立ち、骨格などの体型についても母は私と父親をグルーピングしてきました。例えば、私と父はなで肩よりで、母と兄はいかり肩よりなので、それについて言われたり、写真に写った顔が父親に似ていてブスだとか、まあ機会があれば外見を父親とまとめて貶されるんです。

配信でも話したことがあるのですが、兄と母は容姿が優れていたので、そうではなかった私と父を蹴落とすことで母は自分の優位性を見せつけたかったのだと思います。

性格についてグルーピング

そして!一番悪意のあったグルーピングは「性格について」ですね。離婚する前から似ていると言われていたのですが、それは離婚後にさらに増え、明らかに敵としてグルーピングしているようにしか聞こえない形で私のことを貶すのです。

「父親に似てのろい」
「父親に似て全てが雑」
「父親に似て私のことを大切にしない」

最後のなんてメンヘラ発言でしかないですが、とにかく中学2年で両親が離婚したタイミングから好みに関するグルーピングは減ったものの(その場に父がいないので)、性格や外見を貶すグルーピングはむしろ増えて、私を苦しめました。

母は父をしっかり憎んでいたので、その人間と同類扱いされるということは「母は私も憎んでいる」という事実を突きつけられるのと同じでした。私を直接貶すこともよくありましたが、それ以上にこうやって遠回しに貶す方が悪意をより感じ取れて傷ついた記憶があります。

家族内で同性同士は反発が起こりやすく、異性同士の方が比較的良好な関係が築きやすいことはよく言われていますが、子どもが成長過程で異性の親をより好むのは精神的な成長に大切なことである一方、親側がそれを助長するようなグルーピングは明らかによくありません

そして、そもそも、子どもが傷つく言葉を執拗に繰り返すのは親としてふさわしくないですよね。よくあることとはいえ、グルーピングを始めとした「子どもを貶す発言」が道徳的に正しくないことを親である人間は理解しなくてはならないと思います。

<今週のセツナ>

久しぶりにメンタル低迷期を迎えていました。アニメを見ていてもなろうを読んでいても集中できないくらいに希死念慮に支配されていましたが、実行に移すことはできないんですよね。死が救済ではないことにも気づいていますが、未だに希死念慮に駆られるのはなんででしょう。

そろそろまずいな、と思ったので大学の保健センター精神科の予約をしてみました。すると結構予約で埋まっているようで、少し先まで診療を引き延ばされてしまいました…それまで自力でなんとかしないといけませんね。

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また、26日日曜日の20時から!異色東大コラボということでブンヤ新太さんとコラボ配信をさせていただきます!当日は新太さんのチャンネルでの配信になるので、ぜひ見にきてくださいませ〜!(リンクはこちら)楽しみにしていてください✨