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「普段」から一歩距離を置くことの大切さ

帰省した息子を一人暮らし先まで送っていきました。
妻が息子の家の掃除をしている間、近くを散策しようと思って調べてみると、なんか良い感じの本屋を発見。
古民家をリノベーションした小さな本屋さんで、息子の家から徒歩で6分です。

大通りから奥に入ったところにあって、目立つ看板はないし、ちょっと恐る恐るお店の中に入ると、文脈ごとにセレクトされた本が静かに並べられていて、素敵な空間です。
森田真生『偶然の散歩』など3冊を購入し、店内のカフェスペースで1時間ほど読書をしました。

『偶然の散歩』は、きっとこのお店に来なければ出会えなかった本。
Amazonでよく本は買いますが、Amazonではこの本にたどりつくことはないでしょう。

普段と違う場所に行き、普段と違う価値観に触れる。
店主やお店に来る人達も、普段、つながらないような雰囲気の人たち。

効率や利便性をいかに高めるか、ということに注力している「普段」から一歩距離を置くことの大切さを実感しました。

息子の家までは、車だと4時間半で、電車だと新幹線を使って2時間半。
ちょっと遠いですが、3~4ヶ月の一回、この本屋に行き、「普段」とは違う時間を過ごす、というのは豊かなことかも、と思いました。

3冊の本が読み終わったら、また訪問したいと思います。

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