見出し画像

施策が飽和したこの時代、メタバース採用で先行者利益を。

このnoteは、2023年11月8日にカケハシスカイソリューションズのメールマガジンで配信されたコラムをもとに作成しています。
コラムは、ヒューマンリレーション部 ゼネラルマネジャーの齋藤が執筆しました。

◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

今回紹介するのは、メタバースを採用活動に取り入れることで、他社との差別化を図り、先行者利益を享受し、採用を成功させるという考え方です。

採用メディアの多様化により、マイナビやリクナビといった大手ナビ媒体だけでなく、OfferBoxやキミスカ、ONE CAREERなど別の母集団形成施策を採用活動に取り入れる動きが加速しました。また、インターンシップのルール緩和により、早期から動き出す企業も急増。情報が取りやすくなった現代、どの企業もこのようにおおよそ時代の流れに沿った動きをとっています。その結果、どの企業も時代にマッチした新しい施策を実行しているつもりでも、側から見ると、皆同じような場に集まり、同じような施策を打ち、埋もれてしまっているという状況が生まれています。

とはいえ、ほとんどの企業が導入をしておらず、かつ集客効果が見込める夢のようなサービスを見つけることは極めて困難です。つまり、「どこで集客をするか」という「チャネルの差別化」はそもそも難しいということになります。ではどのようにして差別化を図れば良いのか。その答えの一つとして、「何を目玉に集客をするか」という「コンテンツの差別化」を考えることが重要となってくると私は考えています。

そこで、注目をしていただきたいのが今回のテーマであるメタバースの活用です。メタバースという言葉は多くの方が耳にしたことがあると思います。実際に、国策であるムーンショットにもその概念が取り入れられていますし、環境省や、江戸川区役所をはじめとする行政での取り組みも活発です。もちろん、一般企業にも徐々に広まっており、三越伊勢丹ホールディングス社の仮想都市空間プラットフォーム「REV WORLDS 仮想伊勢丹新宿店」や、花王社の「バブ MONSTER BUBBLE」など様々な企業がメタバース空間で新たな市場を開拓するべく模索しています。

REV WORLDS 仮想伊勢丹新宿店
バブ MONSTER BUBBLE

では、採用市場で見るとどうでしょうか。ごく一部の企業がメタバースを採用活動に取り入れる動きはありますが、まだまだ数えることができるほどです。この状態を皆さんはどう捉えますか?「多くの企業が参入していないということは、まだ勝ち筋が見えていない。うちの会社にとっても時期尚早だ。」という捉え方もあると思います。一方で、「多くの企業が取り入れていない施策だからこそ、うちにも勝ち筋があるのではないか。」といった捉え方もできるはずです。もちろん私は後者の価値観でこのコラムを書いています。また、国内ではメタバースの活用率が5%と言われていますが、若者を中心に浸透しており、20代(男性)のメタバース利用状況は過半数を超えています。まさに採用活動のターゲットと親和性が高いと言えるのではないでしょうか。

参考:https://www.transcosmos-cotra.jp/report/usage-status-of-metaverse1

メタバースは、どこからでも場所を問わずに参加できるというWEBならではのメリットを残しながら、対面のコミュニケーションに近い臨場感を得ることができます。一見、導入ハードルが高い採用手法のようにも思えますが、やり方さえ覚えてしまえば、インターンシップ、会社説明会、座談会、内定未承諾者フォローなど、様々なシーンでの活用が可能です。このようなことから、メタバースは今後採用手法の一つの選択肢として浸透していく可能性が十分にあると、私は考えています。

最後に、メタバース空間の開設・開発には多くのコストと労力が必要です。その為、多くの企業が重い腰をあげることができていない、という事実があります。だからこそ、私たちはお客様が初期投資をできるだけ抑えた形でメタバース空間を導入することができるように「メタバース貸し会議室」の提供を開始しました。実際にどのような活用方法があるのか等の具体的なお話は、メタバース空間内でおこなうセミナーにて紹介させていただきます。百聞は一見に如かず。ぜひ一度メタバース空間を体験してみてください。

◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

▼1万人以上の経営者や人事が登録している弊社発行のメールマガジン「KAKEHASHI SKY NEWS」では現役コンサルタントが人材・組織戦略の最新トレンドや人事力アップのコラムを執筆・無料配信しています。

▼人事が採用活動や研修など組織づくりのノウハウやトレンドを無料で学べる学習プラットフォームHR学校はこちら

▼無料でダウンロードできる人事向けのお役立ち資料集はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?