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採用活動の負のスパイラルから抜け出すために必要なこと

このnoteは、2023年5月10日にカケハシスカイソリューションズのメールマガジンで配信されたコラムをもとに作成しています。
コラムは、ヒューマンリレーション部 事業部長の岡部が執筆しました。

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「新しい技術の登場は私たちを豊かにするのか。」

この点において、ここ数年で普及した社内SNSやWeb会議システムを私は本当に恨めしく感じています。これらの登場により、1日に処理するメッセージの数、社内外のアポイントの数とそれに伴う事務処理が飛躍的に増え、いよいよ個人のタスク処理能力を超えはじめたように思います。

採用場面においても、Web会議システムの登場で、会場手配の手間・移動時間・コストを気にすることなく説明会や選考が開催できるようになったために、その数は各社増加。加えてオンライン化による学生との関係の希薄化が、惹きつけやつなぎ留めにかかる工数増に拍車をかけ、従来に比べて大幅にマンパワーがかかるようになっています。加えて近年の売り手市場ですから、採用活動への労力が増えていることは明らかです。

上記のような状況以前、もともとは採用成功の公式は以下の6つ要素の掛け算で表すことができていました。

採用成功=
1.ターゲット設定
2.コンセプト設計(打ち出し)
3.チャネル選定(メディア・イベントなど)
4.採用フロー設計
5.採用体制
6.採用スケジュール

これらに加えて売り手市場下では
7.採用競争力強化のための「待遇改善」
8.内定者レベルの低下を見据えた「入社後の育成強化」

も重要なポイントとなり、やるべきことがとにかく増えています。

その結果、
マンパワーが不足し必要な施策に手が回らず採用数を確保できない
 ↓
採用数が確保できず活動が長期化・翌年の採用目標数がアップ
 ↓
活動が長期化したことで翌年の準備、動き出しが遅れる
 ↓
翌年も採用人数に届かない

このような負のサイクルが様々な企業の採用現場で起きているのです。

これを打破するには先ほどご紹介した採用成功の公式でいうところの「5.採用体制」の強化が今、重要なテーマになっています。

しかしながら、簡単なことではありません。
採用活動のための人材を新規採用すれば募集コストがかかりますし、仮に社内の人事異動で体制を強化したとしても1人あたり年間600万円程度の在籍コストがかかります。さらに教育にも本人の成長にも時間がかかるため、人員配置を増やしづらいのが実情ではないでしょうか。

そこでお勧めしたいのが、シェアリングという考え方です。人事のプロ、広告コピーやデザインなどクリエイティブ制作のプロ、コンテンツ開発のプロ、アウトソーシング業務のプロなど、外部にいる“その道のプロ”を自社の採用チームにアサインするのです。シェアリングであれば前述ほどの費用をかけずとも複数の専門家の力を借りることでき、自社採用の現状を短期間で大きく変えることができお勧めです。

例えば弊社では、採用・研修コンテンツのシェアリングサービスを提供しています。
近年の採用活動では、インターンシップ、説明会、選考、内定者フォローなど、フェーズごとに学生向けに複数のコンテンツが必要となり、それだけではなく人材獲得競争下・売り手市場下ではコンテンツの質も他社との差別化や学生を惹きつけるうえで重要です。これら背景も踏まえて、設立から12年の中で作りこんできたコンテンツを定額制で解放しており、現在70を超えるコンテンツの中から自社にマッチするものを、時期に合わせて毎月選んでご利用いただけるサービスを開始しました。

生産年齢人口が減り、人的リソース確保の難易度が高まるいま、自前主義から外部リソースを積極的に活用する「シェアリング・エコノミー」へと、今後ますます加速していくことは想像に難くありません。貴社も外部リソースの活用上手な企業へと歩み始めませんか?

採用コンテンツシェアサービス「TRAY」

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