【五行詩】川瀬をゆく紅葉が

川瀬をゆく紅葉が ただひとつの
取りこぼした色彩のように 恋しい
―― 早朝は灰に霞み せせらぎ 波とゆらぎ ――
僕は 手のひらに水を転がすと
ひとりは こぼれ落ちる色々を見ていた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?