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【詩】卑し子
仄めいた!(ああ しかし夜・・・・・)
カラフルに縁取られた街々が
さも酒宴のように酔えば
目に定まるところがない
あそこをゆく ひとつの哀愁は
僕の目にはあまりに眩く
伏せた瞼の奥に
またひとすじの光を走らせる
手を引いてやれば 後悔ばかりを連れて
その怠惰を心地良いと言う
あるいは ひとりでに昏い道を歩き
ならば街灯は 堕ちた日の光だと言う
まだ微かに明るい 僕の内を お前の内を 眺めながら
この夜が仄めいた・・・・・あれは誰?
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