見出し画像

【著作権の基本12】権利者へのコンタクトを怖がらないこと

使用したい著作物、制作物があるとき、何かを参考にして作り、アイデアが少し似ているかもしれないなと思ったとき、権利者へのコンタクトを恐れないことが大事です。

このあたりは、ついつい自分の考えで「これは大丈夫」とか「何とかなる」とか、「この辺が違うから大丈夫っしょ」と自己判断をしてしまいがちな分野でもあります。

また、「許諾なんてしてくれっこない」「高額な使用料を言われそうだ」として、権利者へのコンタクトを渋ってしまうときもあります。
怖がらずにコンタクトをすると、応援してくれることもありますし、コンテンツがお墨付きのものに変わる可能性もあります。使用料も意外と高額ではなかったりするかもしれません。

「そんなこと言ったって、どうやったらいいのかわかんないし」という場合もあるので、書籍では、許諾をお願いするときの文例を付けてみました。参考にしてみてください(書籍は一番下にリンクからどうぞ)。

隠さず面倒くさがらずが基本

他方で、お願いしてダメなら、食い下がらずにあきらめましょう。

お願いして断られたり、条件が合わなかったらきっぱりとあきらめるのも大事なことです。ここでも、ついつい自分の考えで「これは大丈夫」とか「何とかなる」とか、「この辺が違うから大丈夫っしょ」という甘い自己判断のもとに、何となく少し変えて出してしまう例があったりします。

これはよくないというか最悪です。似てなくともアイデアは共通している事例というのは、損害賠償の対象となるかどうかはともかくとして、心情的には対立を招いてしまいますから、こうしたことは避けるべきです。

スタンスとして、隠さず面倒くさがらず、きっちりとお願いをして、断られたり条件が合わなかったりしたらきっぱりとあきらめる。
これくらいの姿勢が望ましいと考えます。

▼出典
『駆け出しクリエイターのための著作権Q&A』
(川上大雅・玄光社)
キャラクターデザイン=山内庸資


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?