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千葉紘子さんCCインタビュー007

ーインタビュー、よろしくお願いします!
これまでの経歴と現在のお仕事について教えてください。

今まで派遣社員、正社員で営業事務や営業、子供向け英会話教室の講師、整体サロンのフランチャイズ経営を経て、現在はフリーランスのキャリアコンサルタントとして活動しています。
今フリーで行っている仕事は、「キャリア=生き方」をテーマにして、主に個人向けのキャリアコンサルティングやセミナーや講師などを行いながら、採用支援、タスク管理やwebライティング、英文事務翻訳などのバックオフィス業務支援も行っています。

ー様々なご経験をされていますね!
好奇心旺盛に、様々なことに挑戦されてきたのでしょうか?

実は全てが順調だったということはなく、子供の頃からピアニストかピアノの先生になることを夢見ていたんですが、20代で手を怪我したことからその夢を断念せざるを得ないという転機や、OL時代にうつ病になるという転機があったりと、「転機」のネタには事欠かない人生を送っています(笑)
結果論にはなりますが、今キャリアコンサルタントとして仕事をする上で、これらの経験が大いに役立っている事は間違いがないので、今に至るまでの布石だったのかなと思うほどです。

ー今までの人生の伏線を少しずつ回収されているのですね。
整体師をされていたと思うのですが、どうしてそこからキャリアコンサルタントの資格を取得されようと思ったのですか?


資格取得のきっかけは2つあります。 1つ目の理由は、整体師としてお客様に施術をする際に、いろんなお話を聴きながら施術していたのですが、お客様がモヤモヤしている話をしてくださって少し気が楽になると不思議と体のコリも緩む感覚を、施術中に経験したんです。その時に「心と体の密接な関係」を実感し、外からだけではなく内側からのケアもできるようになりたいと思って、カウンセリングやコーチングのようなもので学べるものを探していました。
 同時に経営者としてスタッフとの面談のやり方を模索している時でもあり、そういったスキルを体系的に身に着けたいと思ったのが2つ目の理由です。 始めはキャリアコンサルタントという資格や勉強があること自体全く知りませんでしたが、主人が教えてくれて、心理カウンセリングやコーチングより私には「これだ!」と強く思えたものがキャリアコンサルタントだったんです。

ー強い動機を持って、資格取得をされたのですね。
どういう部分でキャリアコンサルタントが「これだ!」と思ったのですか?

実は「話を聴いてあげる仕事」と考えて真っ先に浮かんだのは心理カウンセラーだったのですが、自分が経験したうつ病の方に対してはお役に立てることもあるかもしれないと思う一方で、他の精神疾患で悩まれる方、その周囲の方への支援ができるかどうかという不安、加えて私自身がわりと相手の感情をもらいやすいことを考えると、支援する側の私の精神状態が保てるかという不安がありました。
一方でコーチングに関しては、内容をよく知らない当時の私の勝手な印象で、「ガンガンクライアントを導く人」というイメージがあり、私自身そういうタイプじゃないなと(笑)

私がイメージしていたのが、クリニックやカウンセリングを受けるほどでもないけど、何かモヤモヤしていたり、悩んでいて、誰に相談したらいいのかわからないことの相談相手や、物事を第三者として客観的に見て背中を押すような、そんな存在でした。
その時に「キャリアコンサルタント」というものを知り、調べたり講座説明会に足を運んで垣間見る中で、私がイメージした存在に一番近い感じがしたんです。
そして、講座を受けながら「ああ、やっぱりこれた!」と確信に変わりました。「キャリア=仕事だけじゃない」視点で捉えてクライアントの抱える課題を一緒に考え、自らの気づきで行動できるように支援する点が、確信に変わったポイントだと思っています。

ーなるほど。なんかモヤモヤしているという状態に一番寄り添えると感じたのが、キャリアコンサルタントだったのですね。
Kakedasにはどういう経緯で登録いただいたのでしょうか?

Kakedasを教えてくれたのは、養成学校時代の仲間でした。資格取得後仲間同士のLINEで「こんなの見つけたけど興味ある人いたらと思って」というメッセージと共に説明会のリンクが張ってありました。
もともと、キャリアコンサルティングに限らず、カウンセリングなどの「相談」をもっと身近にできるような、手軽に相談しやすいプラットフォームみたいなものがあればいいのにと思っていたので、kakedasのプレスリリースを見た時には「そうそう!こんなの!」と思って即説明会に行き、登録しました。
それに資格取得で実務経験のない自分でも登録できて、仕事として相談を受けれるというのもとても大きな魅力でした。

ー相談を身近にできるプラットフォーム、本当に大事ですよね。
紘子さんは、Kakedasサロン(*Kakedas登録キャリアコンサルタントが集うオンラインコミュニティ)でも当初から積極的に活動いただいてますよね?

はい!
Kakedasサロンでは「相談をもっと身近にしたい」という有志の方々と一緒に「対話の文化を創る会」という分科会で月に1度様々なテーマで話をしていたり、1月からは同じく有志で日本に住む外国人の方への支援を考えるプロジェクトをスタートします。
他にも前回のCCインタビューを受けていた北川さんの「Eキャリ部」の生徒会メンバーとしても参加させていただいていますが、kakedasのコミュニティサロン「kakedasサロン」で繋がった縁ばかりなのでとても貴重だな~と感じています。

ーいつもエネルギーに溢れる紘子さんの姿から、私もエネルギーをもらっています。
Kakedasはビジョンとして「人生の主人公を増やす」を掲げていますが、最後に紘子さんの思う「人生の主人公」について聞かせてください!

「人生の主人公」は「自分自身」だと思っています。その言葉を聞いてイメージするようなかっこよくて、キラキラな主人公像である必要はないなと思います。
「千葉紘子」という人生の主人公の私は、泣き虫で弱くて、寂しがり屋で、でも強がりで、自信もないし人の目もめちゃくちゃ気にするけど、優しい人たちに支えられて笑顔でいられるそんな主人公です。
敵が目の前に現れたら、泣きながら逃げるまたは、強い味方の陰に隠れて言うことはいっちょ前のような主人公です(笑)けど、こんな主人公が世の中にいても面白いかなと思っています。

大切なのは自分の人生を自分らしく生きること。
自分がこれまで到底そう思えない人生を送ってきて、今少しずつそう思える人生に変化してきているからこそ、心から言えます。
「自分の人生の主人公として良いところもダメなところもあっていい、わがままでもいい。自分らしく生きて」と。

ーダメなところも含めて自分という存在を認めていくということなのですね。
今まで紘子さん自身が苦しんできたこともあるからこそ、より強くその想いが伝わってきました。
貴重なお話、ありがとうございました!!

ありがとうございました!


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