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福岡に移住してカケモチという会社を起業しました

インドネシアに移住してちょうど6年目を迎えるタイミングで、新たに福岡に移住することに決めました。移住と言っても、実はジャカルタには購入したばかりの戸建てもあるので、生活の拠点は残したままです。よって、本帰国をしたというよりは、二拠点生活(福岡↔ジャカルタ)を始めたという表現の方が正しいです。

二拠点生活のスタートに伴い、株式会社を福岡で設立しました。社名についてはいろいろと悩んだのですが、15年以上の社会人経験を通して辿り着いた最良の働き方を社名に込めて、「カケモチ」にしました。

起業した理由は、(ありきたりですが)人生は一度しかないので、挑戦できるタイミングで悔いが残らないように挑戦したかったからという話になります。カケモチという会社で、理想の組織を創り上げてみたくなったんですよね。

会社員として働いて12年、独立して働いて3年、計15年ほど働いて分かったのは市場価値を高め続けるためには、自らを市場に晒し続ける必要があるということ。でも、それをフリーランスでやったり、個人事業主として一人で継続し続けるのはとてもしんどいということでした。

会社員としてどこかの企業に所属し続けながら、他のどこかでも複業として"カケモチ"して働いていくことで、楽しみながら市場価値を高め続けられる。そういった環境を自分の会社が提供できたら面白いのではないか。それが起業に至ったきっかけです。

起業してまだ1ヶ月程度なので、上述した想い以外は本当にぼんやりとしたままです。焦らずに理想の組織の形を1つ1つ定義していく予定ですが、組織と事業についての現時点でのイメージを備忘録も兼ねて書いておきたいと思います。

カケモチという組織で実現したい理想のワークスタイル

| 働き方
業務委託という形ではなく、正社員が複業している状態を目指すのは上述の通りです。カケモチが社員としてその方を採用するけど(社会保険や福利厚生や安定的な給与などを支援するけど)、カケモチの仕事をするのは週に3日でも4日でも構いません。カケモチが正社員として雇うからこそ、その人は思いきって複業(カケモチ)ができるはずなので。

将来新卒採用を行うタイミングが来ても、同じような働き方で頑張ってもらうことを想定しています。週に1回でも2回でも、カケモチではない組織で働くことで労働観やスキルを相対化できると思っているからです。

また、出社も義務ではなく、リモートワークで週に3日しかカケモチの仕事をしない正社員がいても面白いんじゃないかと思ってます。念のための補足ですが、これは業務委託の方とは仕事をしないという意味ではありません。そもそも正社員になりたくないという方もいると思うので。

| 働く人
年齢、性別などはもちろんですが、国籍を問わずに社員がカケモチできる場所を目指しています。実際、今でもすでに数名のインドネシア人がカケモチの仕事に関わってくれており、これをもう少し幅広い世界でやっていければ楽しそうだなと。

ちなみにですが、その数名のインドネシア人には「Kepo Jepang」というインドネシア語メディアの運営を手伝ってもらっています。これはインドネシア人に日本語を教えるサイトで、日本人とインドネシア人それぞれの知恵を振り絞りながら共同でコンテンツを作っています。

福岡を拠点にして、いろんな国の人と協業しながら、日本のコンテンツの魅力を世界(特にアジア)に伝えていきたいです。

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| 働く内容
仕事内容は契約段階できっちり定義しようと考えています。インドネシアで正社員として働いた時に驚いたのは、採用時にJob Descriptionという形で仕事が明確に定義された上で採用されることでした。よって、自分の仕事に関係ない仕事が振られると、「それって私の仕事じゃないですよね」と普通に断られます(あるいは嫌な顔をされます)。

日本の「正社員=何でもやる人」という文化で育ってきた自分には衝撃的でしたが、カケモチでもこのJob Description制度は採用していきたいです。いろんな考え方がありますが、本来やらないといけない仕事以外にあれこれ雑用を振られて、結局長時間労働になっていくのはしんどいですからね。

Webマーケティングを中心にカケモチの事業を創る

起業前からフリーランスとして独立して働いていたこともあり、現在もフリーランスとしての仕事のメインであるオウンドメディアの運用支援がそのままカケモチの中核業務となっています。

オウンドメディアの運用支援と書くとだいぶ幅広くなってしまいますが、実際にサービス内容もお客様に合わせてカスタマイズしています。例えば、以下のようなお仕事です。

● コンテンツSEOの担当者として、オウンドメディア内に投稿するコンテンツをSEOの観点でコンサルティングする。
● アクセス解析の担当者として、オウンドメディアへの流入データを分析して、KPIを達成するための戦略を立案する。
● オウンドメディア運営責任者様の右腕的なポジションで、SEOでもアクセス解析でもSNSの運用でも幅広くご相談いただく。

こういったWebマーケティング関連業務に15年以上も関わってきたのは、単純にこの仕事が好きだからだと思っています。正確な表現を使うと、Webマーケティングの仕事におけるどんな作業も苦痛だと感じないと言った方が本当は正確かもしれません(嫌いじゃないから続けられる)。どういう形であれ、今後もずっとWebマーケティングの関連業務には関わっていきたいと考えています。仕事を楽しむ上で、「好き」というのは強いですよね。

Webマーケティングを主な提供価値とした上で、二拠点生活の場所として選んだこの福岡と関連できる仕事につながれば尚良いなと。自分たちの専門性を活かして、福岡を盛り上げることに一役買える仕事ですね。例えば、訪日インバウンドのコンサルティング事業なり、福岡の魅力をアジアの諸都市の発信するメディア事業なり、福岡の都市のDXに関わる事業なり。これらはWebマーケティングに従事して培った知識や経験を活かせる領域だと思っています。

あるいは、インドネシアに6年以上住んで、妻もインドネシア人で、これからもインドネシアにずっと関わろうと決意しているので、インドネシアと福岡を結び付けるような事業に関わるのも面白そうですよね。

事業の可能性をいろいろと考えていると、とてもワクワクします。

終わりに

このnoteをここまで読んでいただき、「福岡を盛り上げる仕事をしていきたい」とか面白いじゃないかと思った福岡在住の方。「今ちょうどWebでの集客に困っているから相談してみようかな」と思われた企業様は是非ご連絡をください。現在は緊急事態宣言の延長もありなかなかお会いしてお話することはできませんが、気軽にオンラインでの情報交換ができたらと思います。

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日本人男性の平均寿命が81歳とかなので、現在41歳の自分はちょうど折り返し地点をむかえました。学生の頃に思い描いていた40歳とは全く違う人生になってしまいましたが、現時点での満足度はとても高く、割と最高な人生じゃないかと毎日感じています。起業は人生の第二フェーズだと捉えているので、ここから先の人生も引き続き最高になるように努力を惜しまずに行動していきます。

起業に至った背景や事業や組織の方向性についての考えも、より詳細に振り返ってブログにしておけたらと思うので、またお知らせします。


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