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梅干し そして ゆかり


私的には
梅干し作りは、コスパがすごいよいと思う。
味噌より断然。

みそは作ると、カビが生えて捨てる部分があったり、
保存場所がかさばったり。
その割に町のスーパーでもけっこうちゃんとしたものが手に入りやすいし、値段も作る手間を考えると安いと思う。

でも、塩と梅でつくった
ちゃんとした(昔ながらの)梅干しは
そこらへんのスーパーには 
ほぼない。

梅の産地の地場コーナーや、ナチュラルを謳うお店には
あったりするけれども。

はたまたおしゃれすぎたり、
減塩の文字にとほほとなったり。

梅仕事とはいうけれど、
私的にはそんなに他の保存食と比べてもそれほど大変でない気がする。

なんなら、

へたとりなんて無視して、
梅に塩入れて重ししておいておけば、
多分わたしは買ったものより断然すき。

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うちには梅の木がないので
今年は和歌山の友達から送ってもらった。

私はカーン!と赤い梅干しが好き!
色も赤紫蘇の味も好き!

ただ、梅が出回る時期に赤紫蘇はまだ小さい。

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だからいつも、紫蘇がでてきたときに、後で追加する。
梅の時期と赤紫蘇が同じ時期に重なる地域はあるんかな。
昔の人はどうしていたんだろう。

赤紫蘇は、ここへ引越して来たときにまいたもの。
それからはそこらにぽこぽこでてきてくれるけれども、

ただ、 そんなに広くない畑で、
他のものを植えたいのにちょっと邪魔な場所だったりもする。

赤紫蘇がではじめのころ。
そしてルッコラが花を咲かせそうなころ。
ルッコラを一掃して、一度掘り起こしたいとき。
赤紫蘇が生えていると耕せない。

そういう時は、引越ししてもらう。

ルッコラの間に生える、小さな赤紫蘇。

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そしてルッコラを一掃。
赤紫蘇だけがのこる。
ちなみに おわりの時期のルッコラは固くて苦いから、わたしは餃子とかにする。

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そんなふうにしていろいろなところに生えてくる赤紫蘇を
まとめてアスパラの根元へ。

アスパラは多年草でずっとそのままの場所にいるから
畑の中での紫蘇の引越し先にちょうどよい。

無事移植。

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それでもバラバラと生えているやつもいるので、
時々とって梅酢にいれていく。

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ピーナッツをまいたところは、
もはや紫蘇のほうが優勢。

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いっぺんに抜くと
作業にあきるから、
気が向いたときにひっこ抜いてくる。
洗って、塩もみして、梅酢へ。

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そうして梅干しと、なんとなく漬けた紫蘇を一緒に無事に天日干し。

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きっちりしなくとも、
なんだかおいしい。
自分で食べるもの。
自分がおいしいと思えるのが一番。


子供のころからゆかり好きの私は、赤紫蘇の半分くらいをゆかりにする。
晴れの日の威力はすごい!

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一日でも かぴかぴ になる。

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夕方になる前、かぴかぴの間にすぐ細かくする。
夕方になっちゃたら、また次の晴れたときに。
でないと、湿気で細かくなりにくい。

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すりこぎですりすり。

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青じそも試しに塩漬けにしてやってみたことがある。

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こちらも カピカピ にして すりすり。

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でもなんだか、やっぱり赤紫蘇がいい。
見た目も。
梅の味も少ししみ込んでいるからか。
なんだか。

料理にも使えて、保存もできる。
かざばりもしない。
よくないわけではないけれども、

ゆかりは赤紫蘇だな、
とわたしは思った。

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今年は小梅も漬けた。
(長野県は小梅が売っていることが多い気がする。)

おつとめ品でなんだかすみっこにおいやられていたし、
なんとなく作ることに。
350円よ。。。とるだけでも手間がかかるのに。
小梅はよくのこっている。
みんなあんまり作らんのかな。

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卵の殻のカルシウムとの化学反応で
梅が硬化するらしいので試してみた。


ゆでて殺菌した卵の殻を

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さらしにつつみ

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てきとうな袋。。。に、
塩と一緒に梅にいれる。

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どっかん と でっかい鍋を
おもしの代わりにのっける。


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1日ほどおいて水がでたらそのあと お鍋をとった。

重しをしたままがよかったのだけれども、
大きな梅干しで容器やらをつかったりしていて、
鍋だって使うから。


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ビニール+水 のおもしをするのも なんかあまり好きでなくて
気が向かず。。。

ちょうどよいサイズの石も探し損ねて
壺にいれかえて蓋をしていたら

すっかりわすれて!
気が付いたら2か月ほど放置していた。

急に思い出して、
あけたら
蓋のはしにカビらしきものが。
ああ!大変と思って、慌てて取り出す。

梅は平気そうだったのだけれども、気分的にざっと洗って天日干しに。


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写真はしなしなしていそうだけれども、
カリカリさもある。
卵の効果はあったみたい。

なぜかいい塩梅になった。
あるきながらもちょこっと食べられる。
お弁当にもよい。(お弁当生活ではないけど。)
水分も少なくなっていて
熱中症対策のおやつみたいになった。

お酢も少しいたれたきもするけれど、
ほんとうにすっかり!すっかり忘れてしまった。



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なんだかんだでうまくいったのだけれども、
もはやどうやったか、
だれもわからん。












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