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短歌【道端に土筆と使い捨てマスク令和二年の春は来たれり】

道端に土筆と使い捨てマスク 令和二年の春は来たれり
 
 新生活の思い出・エピソードとして、思い出されるのは、タイトルにも書いているこの短歌である。
 令和二年の春、歌会(作った短歌を持ち寄ってお互いに批評する集会)に提出するためにこの短歌を作った。作ったのだが、この短歌を見返したとき「そこそこうまくできてるが面白みのない短歌を作るようになったな、私」と気づいてしまい、短歌結社をやめるきっかけのひとつになった。
 『短歌をやらない』という新しい人生の第一歩になった、という意味で、この短歌が私の新生活の思い出である。


(ちなみにこの短歌、意味は「新型コロナが流行り出して多くの人がマスクをするような春になりましたね」なのだが、こうすることもできる。
道端に土筆と使い捨てマスク 令和五年の春は来たれり
二を五に変えただけなのだが、意味が「感染症対策を多くの人がやらなくなってマスクが捨てられたようなご時世ですね」になる。時事に乗ると言葉の外に意味をつけられるのがいいね。)

#短歌
#新生活の思い出


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