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アサノヒカリ












アサノヒカリが好きだ。


ヒカリ、特に朝の光を撮ることが好きだ。


見慣れた光景が光によって変わる。


光によって

なんてことないものが美しくなり、

美しかったものがありふれたものになる。


光によって変わる世界。


カタチのない光は

カタチあるものに当たり、カタチとなる。


そんなヒカリ、

アサノヒカリ。

今日もヒカリを撮りながら思う。

このヒカリから遠く離れた世界で息を潜めながらじっと耐えている人々のことを思い、胸が痛む。

ヒカリはどこにあるのだろう。

ヒカリはあるのに、ヒカリを感じることができない。

撮っても、撮っても、本当のヒカリには出会えない。

虚しさが募る。

それでもヒカリを撮りながら祈っている。

平和というヒカリが差す日が訪れることを。




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