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大変だと思う時ほど、学んでいることも多いと思った話

こんにちは、Kakaです。
年明けから、むすこのできないことが加速し介護が始まりました。
介護が始まってから今日までのことを記録しつつ、今日まで感じてきたことを振り返ろうと思います。

今この瞬間にもお子さんやご家族のサポートをされているみなさま、今日も一日、本当にお疲れ様です。大変なこともあるでしょうけれど、少しでも息抜きができていますように。
そして来週からもご家族で、良い1日を積み重ねていけますように。

介護が始まる(1週目)

年始から少し過ぎたあたりから、むすこの日常生活のサポートが増えてきました。
今までできていたことが少しずつできなくなってきたり、体の変化から本人が違和感を感じたり、不安な気持ちから助けを求められるようになりました。

例えば・・

  • トイレに行ってもおしっこがなかなか出ない。姿勢も上手く保てないため、おむつになる

  • 手・指が動かなくなり大好きなゲームができなくなる

  • 体が緊張して足や手がピンと張って、つっているような感じになり痛みを訴えるようになる

  • 寝返りを打ちたい、姿勢を変えたいけど自分でできない

  • 夜眠れなくなり(おそらく体の違和感やつっている痛みもあるかもしれない)30-60分に1回呻き声を出してHELPを求める

こどもの気持ちに寄り添いたい、辛そうにしてるのをなんとかしたい、出来る限りサポートしたいと思っている反面、想像以上に睡眠時間を奪われる現実や、日中の生後半年の弟のギャン泣きに、キャパオーバーになっていました。

眠過ぎてイライラしてしまうこと、むすこをどうしたら楽にできるのかもわからない、弟のお世話や家事もあって時間に追われる・・など、右往左往していました。ふと気が抜けた瞬間に涙が出てしまったり、早くも限界を感じていた1週目でした

吐き出して、相談する(1週目後半〜2週目頭)

これは、1人で何とかできる問題じゃないと思い、色々な人に話を聞いてもらいました。
友人らには辛いと思っている自分が嫌だと思っていること。体力・精神的にきついこと。悩んでいることを赤裸々に話しました。
友人たちは、しんどいと思うことを悪いことだと思わなくていいから、いつでも吐き出せと言ってくれました。

訪問診療や主治医の先生方にも話を聞いてもらいました。
むすこがどんな時に違和感を感じていそうか、何に困っていそうかを聞いてもらい、どうするとむすこが楽になりそうか教えてもらいました。むすこは体の変化から不安を感じ、それを私にぶつけてきているのかもしれないということ。
わたし自身、介護の理想と現実にぶつかっていて、みんなぶつかるものだから一人じゃないと言ってくれました。そして色々なご家庭の事例を教えていただきました。

そして、夫には私の全てを全力で受け止めてもらい、夜間対応を一部分担してもらうことになりました。どんなときでも話は聴いてくれて、負担が軽くなるように家事を済ませてから仕事に行ってくれている夫のサポートは大きいです。

冷静な頭で、前向きな気持ちになる(2週目)

率直な自分の姿を誰かに話したり、自分と向き合う中で現実を受け止めるのはとても必要なことだったように思います。
友人たちのおかげで、大変、悲しい、落ち込む、しんどい・・という自分の中の様々な感情を受け入れることができました。

そして、自分にはどこまでできて、どこからはできないか。どんなサポートがあると助かるかを伝えることで本当に色々な人に助けてもらいました。

友人は度々家に遊びに来てくれて弟をあやしてくれ、ご飯を作ってくれました。私はむすこ(兄)に集中できる時間が増えたし、何より友人たちの顔を見るだけで、息抜きになりました。

先生や看護師さんたちには子どもの様子や心配事を逐一共有し、すぐにサポートしてもらっています。むすこの楽なポジショニングを教えていただいたりマッサージをしてくださったりするリハの先生たちもいて、むすこがリラックスできる時間が増えました。

夫には週末の夜間対応をお願いし、私と生後半年の弟は別室で眠る事ができました。よく眠れた日の朝は、嘘かと思うくらいに体力・気力が復活していました。対応してくれた夫には戦友のような気持ちが芽生えるとともに感謝の気持ちでいっぱいになります。

2週間を振り返って思うこと

育児と介護を一人で回すのはやっぱり大変だし、気づいたら切羽詰まっています。
でも自分にとってキツイこと、できること、できないことを受け止めた上で、色々な人に甘えることで心に余裕が生まれることがわかりました。

ちょっときつくても子どもの立場や置かれている状況を一歩踏みとどまって考えられるようになっているように思います。
本当に大変な時には、私はむすこに「今すぐできないけど、xxが終わったらすぐ行く」って声かけをしています。本当に無理な時は首を振ってくれるし、良い時は頷いて待ってくれます。

きっと、この「大変さ」や「しんどさ」は、介護することの大変さというよりも、いきなり状況が変化したことによる対応のできなさによる大変さだったのかもしれません。
わからないことと変化の連続に、自分も子どもも不安だし対処しきれなかったのだと思います。

大変だという正直な自分の気持ちを隠さず、具体的な「タイヘン」を言葉にして、相談して、甘えてもいいと心の底から思います。
自分が元気でいることは、子どもの元気にも繋がると思うし、とっても大事なことだと思うから。

今日、私は息抜きでカフェにきています。
夫よ、子どもたちを見ていてくれてありがとう。この時間が本当に活力になっています。

そしてむすこよ、どんな時でもいつも一緒だから安心してね。
できない事があれば、手伝ってもらったり一緒にやったらいいんだよ。完璧な人なんていないのだから。

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