アウトプット

リモートワークで「集中力」を高める!

リモートワークをしていると、「ちゃんと仕事できますか?」と聞かれることがあります。

もちろん、ちゃんと仕事しています(笑)むしろ、オフィスにいくよりも仕事しすぎないように注意しないとダメなくらいです。

まずリモートワークは、朝の満員電車や渋滞に巻き込まれることもないので、精神的なストレスも低い状態で仕事を開始することができます。自制心は筋肉のように疲れると抵抗できなくなると言われているので、満員電車でストレスを受けている人よりも集中しやすいです。(参考:スタンフォードの自分を変える教室

しかし、リモートワークをしていても集中できていないことはあります。リモートワークで集中力をあげるために気をつけていることを書きたいと思います。

<集中力を低下させる原因>

まずリモートワークで、「集中力」が低下する要因は、下記2つの問題にわけました。

1. 環境の問題
2. 取り組む内容の問題
- 2-1. 目的を見失うケース
- 2-2. 難易度が高すぎるケース

画像1


YakkoさんによるイラストACからのイラスト

1. 環境の問題

これは、「働く場所」に問題があるケースです。リモートワークでは自宅ので仕事をするケースが多いと思いますが、漫画やゲームを目の前において仕事をすると、視界にはいるだけでも集中がとぎれてしまいます。特に意志力が低下しやすいランチの後や夕方などは危険です。

また部屋に余計なものがない場合でも、スマホやPCには、気になるものが大量にあるはずです。ここは関係のないものは、アクセスしにくくしておく必要があります
スマホについては、業務で利用する場合もありますが、普段は手の届かないところにおいておくと良いです。Apple watchを使っていれば、通知のチェックやメッセージの簡易返信ができるのでスマホを使う必要がなく、集中力がとぎれないのでおすすめです。また指紋認証がない場合には、Apple watch で同期してくれるので、パスワードの入力も不要で考える力を使う必要がありません。

また業務で資料するSlack や チャットなどの通知も集中の妨げになるケースがあります。雑談などの通知を都度チェックしてしまうと集中力が途切れるので、通知はカスタマイズします。ただ作業を30分したら5分チェックするなど、適宜チェックはいれておかないと緊急時に見逃すことになるので、注意が必要です。(Slack デスクトップ通知ガイド
*mac の場合は、おやすみモードの設定で、簡単に通知をOFFにできるのでおすすめです。

おやすみモードは、Optionキーを押しながらの「通知センター」アイコン メニューバー をクリックすることで、オンにすることもできます。または、アイコンをクリックして通知センターを開き、下にスワイプしてから、「おやすみモード」をオンにします。「通知」環境設定の設定に基づいて、深夜まで、日の出まで、オフにするよう設定した時刻まで、またはユーザがオフにするまで、オンのままになります。
引用:https://support.apple.com/ja-jp/guide/mac-help/mh40609/mac

画像2

至福の隙間さんによるイラストACからのイラスト

2. 取り組む内容の問題

環境の問題は整っているにも関わらず、集中できないケースがあります。その場合は、取り組む内容に問題があり、2つのパターンがあります。

2-1. 目的を見失うケース

こちらは、進めるなかで、なぜこれをやるのかがわからなくなるケース。よりよい仮説をみつける場合や目的やゴールの納得感が得られなくなると発生します。アウトプットが正しいのか、本当にこれをやるべきなのかという問題が発生した場合には、色々考えてしまい、集中しにくくなります。

この状態に陥ってしまうと、プロジェクトオーナーや、関係者とコミュニケーションに一刻目早く相談するのが良いです。ただ可能であれば、事前にプロジェクトの目的やゴールについて確認しておくのがよいです。

簡単なタスクだと思って取り組んでみると、プロジェクトと自分の考えの差により落とし穴にはまってしまうことがあります。どうしても解決できない場合は、とにかく細かいタスクにわけてしまい、淡々とこなしていくというのがよいです。

2-2. 難易度が高すぎるケース

こちらは、難しすぎる案件を受けた場合にどう行動していくかがわからなくなるケース。難しい問題の場合に、自分で解決できる大きさに分解して進めることができればよいのですが、要求されている品質・期限が明らかに、ずれている場合は、無力感・挫折感から諦めてしまい、集中して進めることができなくなります

この場合は、最初の段階でゴールを段階によって設定しておくと必要があります。経験したことがない取り組みの場合は、「調査」「たたき作成」「フィードバック対応」「最終提出」という形でわけてゴールを設定できるように交渉し、可能なゴールまで何とかたどり着けるようにすると良いです

まとめ

リモートワークだから、集中できないということはありません。リモートワークで集中できない人はオフィスでも集中できていません。実際に、オフィスのほうが直接話しかけることで作業を中断せざるを得ないことが多々あります。ただ自分でコントロールするために、仕事だけでなく、体調や家庭環境も含めて広く考える必要があると思います。

少しでもリモートでプロジェクトを推進するお役に立てれば幸いです。
読んで頂き、ありがとうございました。

---

Twitter でも、プロジェクトマネジメント x リモートワークのノウハウをつぶやいていますので、よろしければ繋がってください。

https://twitter.com/kajyou


支援は、コミュニティ研究の取材、サービス開発などに費用にあてさせて頂きます。