アウトプット

【1日1冊】個人の好きを追求するキャリア/マッキンゼーで当たり前にやっている働き方デザイン(著)大嶋 祥誉

こんにちは。
本日は、「マッキンゼーで当たり前にやっている働き方デザイン(著)大嶋 祥誉」をご紹介します。

本書は、「働き方3.0」という個人を軸にした新しいキャリアプランを提唱しています。「働き方3.0」とは、自分の好きなことを軸に、働き方を戦略的にデザインしていくことを指しています。

最近読んだ「奇跡の組織」や「売上を、減らそう。」などもそうでしたが、これからのキャリアというのは、会社が提案するものにあわせて進んでいくものではなく、「個人の想い」が軸になっていくと感じた本でした。

働き方をデザインする3ステップ


自分が描きたいキャリアプランのために、働き方を3つのステップでデザインします。

ステップ1
- 組織や集団に属し、その中で自分を高め、仕事を覚えていくフェーズ

ステップ2
- 自分の得意分野をみつけ、バリューを提供し、自立しているフェーズ

ステップ3
- 自分の得意分野をもち、他の人に貢献したり、他の人とコラボレーションし、さらに大きなバリューを提供する共存のフェーズ

ステップ1〜3は、楽天大学 仲山進也氏の「加減乗除の法則」と近いと感じます。やはり最初の段階でちゃんと仕事を覚えたり、広げていくというフェーズが必要であり、その後、自身のバリューを見つけて、徐々に絞り込んでいく中で、より高い付加価値が出せるように進んでいきます。

個人の好きを追求することがポジションになる

このキャリアプランは、今までの会社が提供しているキャリアプランとは全くことなるものです。これは個人の好きなものを追求し続け、そして、それを仕事にもしてしまうものです。

事例として紹介されているのは、「アイス評論家 アイスマン福留さん」や「夜景評論家 夜景・イルミネーションプロデューサー 丸々もとおさん」など、個人の趣味だったものが仕事にまで昇華しているケースです。これは自分自身の好きな追求できる領域に特化することで、他の人にはないオリジナルなポジションを築いています。

これは、単純に好きを突き詰めただけではなく、この「好き」をしっかりと「キャリア」にするために、働き方のステップ1、2になるようなことを身につけることで、ステップ3にあるような自分の得意分野に昇華できると思いました。

本日のメモ

1月3日になりました。年末年始気分もそろそろ終わりですね。
年末年始は本を大量に読もうと思っていましたが、いつもより少し多め程度でした。平日も休日もまとまった時間はとれないので、やはりこつこつ読んでいくのが大事ですね。

支援は、コミュニティ研究の取材、サービス開発などに費用にあてさせて頂きます。