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【1日1冊】感情報酬の重要性/ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力(著)塩田 元規

こんにちは。

本日は、「ハートドリブン(著)塩田 元規」を読みました。アカツキという一部上場企業の代表取締役の書かれた本です。

本日読んだ本

ハートドリブンとは、本書のなかで「自分の内側を原動力に活動をしていくこと。」と説明されています。これは「直感と論理をつなぐ思考法」や「ニュータイプの時代」などでも書かれているような、人の内側から生み出されるものが、これからの価値になっていくという考え方のトレンドと同じものです。

高まる感情価値ニーズと供給不足のサービス

個人的におもしろいと感じたポイントを紹介します。

本書の中で、世界に起こっている3つの変化が紹介されており、そのひとつに、「便利さ(機能的な価値)の時代から、心(感情価値)の時代へ」とあります。

これは、これからの社会は物質的に豊かになることで、相対的に便利なモノの価値が低くなり、心を動かす「感情価値」の需要が増加するということが書かれています。

物質的に豊かになることで、「モノ消費からコト消費」というのはずっと言われていますが、まだまだ「感情価値」のニーズは増えているが、市場にニーズに答えられるサービスが不足しているとあります。そのため、エンターテイメントやクリエイティブ、アートなものの価値があがっており、ゲーム市場が巨大化し、まだ成長している要因は、「感情価値」を求めるためにお金を支払っているからだとあります。

ゲームは、ゲーム中の体験により、プレイヤーは、ワクワクやドキドキなどの感情と、怒りや悲しみも含めて「感情の報酬」を得るために、ゲームに魅了されています。

感情の報酬が設計されたモバイルゲーム

ゲームでは、成功したとき、勝利したときの高揚感もありますが、失敗したときや負けたときの消沈したときや悔しい感情のときも、さらにゲームにのめり込んでいくところがあります。大人になってからのゲームというのは、好意としてはムダなことかもしれないのですが、空き時間でついやってしまうことがあります。これは「感情の報酬」を求めていることで発生しているというのは一理あると思います。(しかも、中毒性がかなり高い、、)

これからのビジネスは、「感情価値」を中心にエンタメ化すると書かれていましたが、どうやって商品を感情の報酬を設計することができるサービスにしていくかが肝になるなと思いました。そして、その際に、モバイルゲームというのは感情報酬をどう設計するかの参考になると思いました。

本日の1枚まとめ

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