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三宅商店@食事の前の倉敷さんぽ②

夕方からの食事の前にKimiちゃんと美観地区を散策し、井上家住宅を見学した話はこちら。


井上家は古い住宅だけあって、建物の中はひんやりしていて入ってくる風も涼やかだった。
が、外へ一歩出ると慌てて日傘を差さなければならない天気☀
まだ時間があったし、喉も乾いたのでお茶でも飲もうかとふと目を上げると、目の前には三宅商店。

美観地区は今でこそ古民家を改装した素敵なお店がたくさんあるけれど、私が若い頃はずいぶんさびれていた時期もあった。
そんな街並みを今のように変わっていく初期からあったのがこの三宅商店だ。

風情のある古民家は観光客にも大人気。今では倉敷の看板メニューになっているフルーツパフェを最初に有名にしたのもこのお店。
古民家のままなので、今どのきエアコンはなく夏は古風な扇風機と団扇で大汗をかきながらかき氷やパフェを食べていたものだ。ちなみに冬も古風なストーブのみ、すきま風も入ってきてなかなかの寒さだ。
休日ともなれば、常に満席で、店の外までたくさんの人が並んで待っているというのがいつも見る風景。

が、この日は店の前には誰もいなかった。
珍しいな、と思いながら中をのぞいてみると・・・・なんと誰もいない。

座敷に人の姿がなくてびっくり!

「ええと・・いいですか?」
「いらっしゃいませ。」
「今日は誰もいないの?」
「この時間、こんなことないんですけどね。珍しいです。」
「いいですか?」
「もちろん、どうぞ。お好きな席へ」
というわけで、選び放題の席の中から、小庭を眺める縁側席へ。

通ってきたお座敷がひんやりしていた。
「えっと・・・クーラー入ったの?」
「お客様、最近いらっしゃってません?」
「ああ、ごめんなさい。もう何年も来てません(;^_^A」
「2年ほど前に、新しいエアコン入れました!」
「そうなんだ、冬も?」
「いえ・・・冬はストーブだけです」
というやりとりのあと、パフェを注文。
今の時期は「新茶のパフェ」だった。
すすめられて、ドリンクとセットにする。

縁側はさすがに暑すぎたので、座敷から庭を眺めた。

パフェがなかなか出てこないのも、この店の特徴なのだけれど、今日はお客さん他にいないとあって、すぐに出てきた!
ど~ん!!

新茶のパフェ
茶色いのはほうじ茶、緑は抹茶。
美味しかった!
まったく人の姿のない店内を眺めながらパフェを食べた

パフェを平らげ、のんびり話をしていたらそろそろ17時半。

結局、最後までお客様は誰も現れず、このお店で貸し切りなんてたぶん後にも先にも二度とないだろう。
帰る前に、無人のお店を撮らせてね、とお願いしてもう1枚(笑)

店を出ると、もう暖簾が下げられていた。
17:30は閉店時間だった。

食事の予約は18:30。
もう少しぶらぶらしよう。

最後にパフェセットの写真をもう一度。

もう少ししたら白桃パフェ、そのあとはぶどうのパフェ、栗のパフェ・・・と季節のフルーツパフェが続きますよ~。

追記)三宅商店は、その昔まこりんのソロライブをさせてもらったお店。
   いろんな人に助けてもらって実現した初めての倉敷ソロライブだ。
   あのときはまっちゃんもいた・・・懐かしいなあ。

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