宇治へ〜トリキーズオフ会の前に①
始発で出発するために、5時過ぎに自転車で家を出た。
今回の旅で、初挑戦したことの一つがモバイルICOCA。
ずーっと前に息子2号にICOCAを貸したら返ってこなくなり、同じ時期に息子1号がSuicaをくれたので、以来ずっとそのSuicaを使っていた。
関西方面へ旅するにあたり、ふと思いついてiPhoneにICOCAを入れてみたのだった。
最寄駅で張り切ってiPhoneをかざしたのだが反応なし。
?
早朝で人が少なくてよかった。
改札の方に聞いても???という反応。
試しにアプリを立ち上げてみたら、なぜかログインできてなかった。
なぜ?
ログインし直していろいろやったけど結局ダメ。
改札のお姉さんも???。
諦めてSuicaで改札を入った。
今日はおとなびで岡山-新大阪のチケットを買っていて、それ以外の区間はモバイルICOCAを使って記録を残すつもりだったのに😰
ちなみにお安く移動するために、おとなびでこだまのチケットを買おうとしたけど早朝の時間はとっくに完売(><)やむなくのぞみを買ったのでした。
さて、新大阪でいったん改札を出て、もう一度モバイルICOCAでチャレンジしたものの、やはりダメ👎
改札の駅員さんに聞く。
さすが都会。
いろいろ教えてくれて、無事使えるようになった。
Apple Payとの連携の問題で、結局準備してたのはなんだったんだって感じ。
それも設定すればなんとかなることを教えてもらったので、またゆっくりやってみることにした。
平日なので在来線は相当混んでるのではと心配してたけど、京都行きの新快速は割とすいていて快適。通勤方向とは逆なのかな。
京都でいったん下車。
荷物を置いて朝ごはん。
駅地下のOGAWA COFEEへ。
せっかくなので京都がついたメニューをチョイス。
なかなかのボリューム。美味しかったけど、ゆで卵の剥きにくさは恐らくこれまでの人生で最悪でした…😰
コインロッカーに荷物を入れて、いざ宇治へ!
(京都駅には至る所に山ほどコインロッカーがあった。さすが✨)
JR宇治駅に到着。
平等院への案内に従って歩く。
まだ早いのでお店はどこも開いてなく、人影もまばら。
いかにも・・・という店構えの老舗が軒を並べている。
近づいてきたぞ~
ここで紫式部像を発見!
大河ドラマの影響だろう、駅に着いてからずっと街中に「源氏物語のまち宇治」というのぼりが立っていた。JRや旅行会社もキャンペーンを打っていて、いま旅行客多いのかな。
宇治橋
参道を過ぎて…平等院の入口に着きました!
受付へ進む
チケットを買って入場。
鳳凰堂内を参観するには別途申し込みが必要。無事初回9:30の参観券をゲットできました!
時間まで少しあるので、念願の鳳凰堂の外観を眺める。
鳳凰堂は期待通りの美しさ神々しさだった。天気が悪く曇っていたので、水面に映る姿が暗かったのは残念だったけど、実物を見られて大満足。
参観時間になったので、鳳凰堂内へ。
中は写真撮影禁止でした。
貴重な建物なので、壁などをこすって傷つけないように、離れて立つこと、リュックは前に回すことなど厳しい注意がありました。
大きな阿弥陀如来坐像と上部の壁にはたくさんの雲中供養菩薩像。
歴史ある建物、それを大切に維持保存されてきたこと、空襲にあわなかったこと…このあといろいろな寺社仏閣を参観したが、どこでも「京都すげ~!!」と思うばかり。そのたびに、他に表現はないのかと自分に突っ込んでいたのだった。
つぎに鳳翔館(博物館)を見学。ここも大半が撮影禁止。
雲中供養菩薩像の半分26体は、ここに展示されていた。近くで見ると思ったより大きい。屋根の上の鳳凰、鐘楼などもあった。
観音堂は工事中。
ここ見たかったので残念。
もう一度、鳳凰堂をじっくり眺めてから外へ。
宇治川に沿って歩く。
と、生垣に隙間が。
倫太郎はまさにこういうところから潜り込んで覗いたのでは?と思いながら近づくと・・・
鳳凰堂が見えました!
あの竹垣くぐって入るのは無理かな・・・別の茂みから潜り込んだのかななど思いながら、しばし足を止めたのだった。
少し歩くと、宇治市営の茶室がある。せっかくなら寄ってみようと思ってたところだ。
観光案内所でお茶席券を買って待つ。
宇治市営茶室 対鳳庵
お点前の間は撮影禁止だった。
日本人の親娘、私、スペイン人のカップル、カナダ人の女性の6名でお茶をいただいた。
お茶菓子は青梅の練り切り。
お点前は表千家流。
美味しゅうございました。
床の間の花器は鵜籠を模したもの。前の宇治川ではもうすぐ鵜飼が始まるそう。
お軸は「本来無一物」。
この禅宗の言葉の説明をイタリア人の方に聞かれ、先生がご高齢(70代?)で困られた様子だったので、説明や質問にちょっと通訳的なことをしたりして・・・英語まったく苦手なので、Google翻訳に助けてもらうf;^^
イタリアの方も英語はカタコトでちょうどよかった🤭
外へ出て、ふたたび宇治川に沿って散策。
鵜飼の準備がしてあった。
雨の後だったこともあり、宇治川はとても水量が多く、なかなか激しい流れでした。
源氏物語で、宇治川で流れて亡くなる人がいたりしたけど、この川がなんの整備もされていなくて着物で入ったら、そりゃ死ぬよねえ・・・などと思いながら歩いた。今は上流にダムがあった。
宇治川の対岸、さわらびの道へ。
興聖寺
琴坂というらしい長い坂が続いていた。
これは無理><
山門だけ眺めて踵を返した。
福寿園。店が開く時間になったことに気づき、なんとなく入ってみた。
宇治神社
「みかえり兎」というそうだ。
卯年としてはなんだかうれしい。
宇治にあるもうひとつの世界遺産 宇治上神社
ここも兎だらけ。
なんでも「宇治」は古事記や日本書紀では「兎道」と書かれていたそう。
冷たい水が湧いていた
宇治上神社を後にさわらびの道を進む。
宇治市源氏物語ミュージアム
JAFカードで入場料が割引になった。
JAFで受ける初めての恩恵!(600円→480円)
平安の間【平安京と光源氏がテーマ】
源氏物語を説明した映像もあった。
垣間見が体験できるコーナー
御簾の奥をのぞくと・・・
あ~~~、顔出しができるやつ!
一人じゃ撮れない。この雰囲気じゃ周りの人に頼めない(TT)
牛車
宇治十帖の間
いろいろな展示や体験コーナーがあった。
源氏香
見る方向で、仮名と元の漢字がわかって面白かった展示。
源氏物語の宇治十帖はどちらかというと付録的な感じだけれど、ここでは当然ながら前面にだしてアピールしている。京都市内では特に売り出している様子がないことを見ても、市内から離れて、見どころも少ない(世界遺産が二つもあったら十分だけど)宇治の宣伝策として考えたものだんだろうなと思った。そして今、大河ドラマの紫式部関連で売り出しているのも、ここ宇治と大津・越前というのが象徴的だ。
宇治橋を渡って、駅方面へ。
帰ったらもう一度源氏物語を読んでみよう。
「あさきゆめみし」で(笑)
さて、そろそろお昼ごはんをとお店を探して歩いたのは13時を過ぎてから。
一人なのでどこでもいいし、慌てたこともない。
なんとなく雰囲気のよさそうなお店へ入る。
座って待っている人も少ないし、入り口にもあまり名前書かれてなかったから、これくらいならすぐかと思ったのに…まったく進まない。
カウンターに座っている人も待っている人も、8割、いや9割が外国人。そして1組を除いて全て東アジアからと思しき観光客。
お店の人もゆっくり、注文を取るのも食事が出てくるのもゆっくり。
そして気づいた。外国の人って、ゆっくりのんびり食べるのね(^◇^;)
日本人は、いや私がイラなだけなのかな…
というわけで、待つことほぼ1時間。やっと席に着き、さらに注文してからかなり待ち、食事が運ばれてきたのは入店してから1時間20分くらい経った頃だった。
腹減ったー>_<
ほっけ焼きとだし茶漬けの定食 1800円(だったかな)
それにしてもみんなのんびり食べてる。
私が入った時、つまり1時間半ほど前にすでに席に着いてたスペイン系?のお二人は追加注文などしながら、私の隣でまだ食べてた。
うーん、時間の使い方が違い過ぎる。
うらやましいと思うべきなのかな。
店を出て、駅へ向かってきた道を歩く。
朝は閉まっていたお店が開いていたので入ってみた。
奥にカフェがあり、とてもたくさんの人が待っていた。
ひえ~~~、私は退散・・・
さて、この後どうするか。
一つ隣に黄檗という駅があり、そこに「たま木亭」という全国区で有名なパン屋さんがあると知り、気になっていた。
そして、宇治でもらったパンフレットに黄檗宗総本山の萬福寺というのがやたらと載っていた。
黄檗宗は高校の時に日本史で習った。高校の先生の誰だったかがこの黄檗宗の僧侶でもあり、とても珍しい宗派のお坊さんなのだと日本史の先生から聞いた記憶があり印象に残っていた。
というわけで、黄檗へ。
黄檗宗大本山 萬福寺
江戸時代初期に隠元禅師が開創された日本三大禅宗のひとつだそう。
ついに発見!
この旅で初めての顔出しパネル。
誰もいなかったので、タイマーかけて自分で撮った(笑)
ちなみにここは拝観料を払う受付のすぐ前だったので、受付の方はおそらくあきれて見ていたことだろうf;^^
さて、中に入ると・・・なんか今までのお寺と雰囲気が違う。
赤い。
派手なテントがいっぱい。
週末にイベントでもあるのかな?
弥勒菩薩(布袋)坐像
最大伽藍の大雄宝殿(だいおうほうでん)
なんとなく見覚えのある感じ
馬ですか?
ゴレンジャーみたいにカラフル
派手
本堂の中も
ここも
あっちも
赤い提灯がずらり
実は境内に入った時、大音量の読経が聞こえてきていた。
しかも、今までに聞いたことのない音やリズム。二重唱?ハモってるような響きも。
あちこち赤い絨毯が敷かれていて、入ってはいけないのか?と迷っていたら、黄色いお坊さんが近づいてきて、手招きしてくれた。
「いいんですか?」とついていくと
自分を指さし、「台湾!」と。
そして、このポスターを指さした。
本堂を覗いてみると、30人、いや50人くらいの人がお経を読んでいた。
すべて台湾の方だそうで、びっくり!
そのあと立ち寄った売店で、
「この飾りつけはいつもなの?何かお祭りですか?」と尋ねたところ
「台湾の妙通寺というお寺からここで法会をするから場所を貸してほしいと言われ、今日から1週間、たくさんの方が来られている。初めてのこと。準備もすべて彼らがしていて、昼間はテントの中でも読経をしていた。」などなど教えてくださった。
いろいろ驚いたけど、台湾から来られる近藤弥生子さんを囲むオフ会の前に、たまたま台湾のお寺の方たちの法会に出会うなんて、なんだか運命的と感動した。
そうこうしているうちに読経が終わり、台湾のお坊さんたちは外へ出て来て、着替えたり休憩したりされていた。
出口近くで、夕食?を用意している人たちを発見!
たらい?に山盛りの炒飯その他を軽トラから降ろして運び入れていた。
びっくりするやら感心するやら、いかにも台湾!の様子に、思わず写真を撮った。
開梆(かいぱん)木魚の原型だそう。
他にもたくさんの建物があった。
最後にもう一度、池越しに立派な姿を眺めて萬福寺を後にした。
さて、「たま木亭」へ行かねば。
ホームページでは営業時間は18:45までとなっているけど、こんな時間までやってるのかな?と思いながら、線路を渡り、はるばる歩いてたどり着いた「たま木亭」。向かいには京大宇治キャンパスがあった。
お疲れさまでした。
そりゃそうだよね。
人気のパン屋に夕方行って開いているはずがない。
さんざん歩いて疲れた足を引きずって駅に戻り、ホームで電車を待っていると・・・
京都駅まで電車で戻り、コインロッカーから荷物を回収して、いざホテルへ。
10分ほどの道のりだったが、さすがに疲れて遠く感じた。
途中、景品でもらえることになっていたハーゲンダッツのアイスをコンビニで弾き替えて、ホテルへチェックイン。
部屋に入って靴を脱ぎ、アイスを食べて一息。
お昼ご飯が遅かったので、あんまりお腹は空いてない。
簡単に済ませて早く寝ようとホテルを出て九条駅方面へ。明日はここから出発なので、下見を兼ねて。
近くにあったラーメン屋さんに入りました。
本日の活動は以上で終了。
ロビーからコーヒーを持って帰って休みます。
本日の歩数23425歩!
よく歩きました。
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