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修学院離宮〜トリキーズオフ会の前に④

今回の旅も今日が最終日。
午後からは目的のトリキーズオフ会だ。

その前にまずは、やっと予約できた修学院離宮へ。
昨日の反省から余裕を持って出発。
7時前にホテルをチェックアウト。
と言っても無人のフロントのボックスにルームキーのカードを入れるだけ。
夕方こそ一人はフロントにいるけど、だいたい無人。そして外国人スタッフ。
駅から歩いて10分ほど、普通にきれいで2泊8477円(プラス京都の宿泊税400円)ならお得でしょう。agodaで予約しました。

ホテルから歩き、7時には京都駅に着いた。

駅ビルに京都タワーが映ってた。
振り向くと京都タワー。上ったことは一度もない。

コインロッカーに荷物を入れ、バス乗り場へ。ロッカー400円。
京都、コインロッカーなんぼでもあって素晴らしい👏


市営バスに乗り、修学院離宮へ。

バスが平安神宮のでっかい鳥居をくぐるのにはびっくりした。
正面に平安神宮。そういえば、ここも行ったことない。

修学院離宮前まで約50分乗っても市内均一料金230円。便利^ ^
バス停から歩くこと10分余り。遠すぎん?^^;

やっと見えてきた

受付時間15分前に到着。ゆっくり歩いて汗をかかずにすみました。
ちなみに、修学院離宮には駐車場はありません。(すぐそばにコインパーキングがありました)昨日の桂離宮には広い駐車場あったので、それぞれなのね。

待合所は工事中。新しいのができるよう。
今日の皇宮警察の方は、とても紳士的でした^^

右手の建物が受付
時間までここで待つ

いざ出発。
今日は3km 1時間半コースらしい。

修学院離宮は、下・中・上の三つの離宮から成っている。

まずは下離宮へ。

御幸門

杮葺の屋根と花菱紋の透かし彫り。

花菱模様は、御水尾上皇のお気に入りだそうで、いろいろなところに使われている。

中門

寿月観

中離宮へ

楽只軒

正面の違い棚は「霞棚」天下の三棚の一つ。
奥には祇園祭の鉾の絵

この上には林丘寺という公開されていない尼寺がある。
元は後水尾天皇が皇女に与えた御所で、その後出家してお寺になったそう。

受付を待っているときに案内の方が教えてくださったエピソード。三島由紀夫の小説「豊饒の海」の舞台「月修寺」は、奈良にある「円照寺」がモデルだそうだが、その「円照寺」はもともとこの修学院のところにあったお寺だそうで、この林丘寺のことなのかな?ググってみたけどわからなかった。

広大な敷地

棚田が広がる

松の間を通って上離宮へ

上離宮

隣雲亭

一二三石
漆喰に小石を一つ、二つ、三つと埋め込んである。

ここが一番高いところ。
京の都が見下ろせる。
下賀茂神社や御所、仙洞御所の森も見えた。

ここは御所から日帰りで来られ、遊んで帰られるところだそう。
食事をとる場所はあるが、泊まるようにはなっていないそう。園内を散策したり、舟遊びをしたりして一日を過ごされるそうだ。優雅な遊び、今とは時間の流れが違っていたのかな。


この奥に滝がある。普段は豊かな水とその音が楽しめるそう。今は田に水を引いているため、水がないそうで残念。
滝を見るための灯篭もあった。


浴龍池
池の中の島は、もともと山の尾根だったそう。龍の泳ぐ形に似ていることから「浴龍池」

千歳橋
両端の屋根の造りが違っていて、それぞれに意味がある。

楓橋
秋は紅葉がきれい

こちらから見ると屋根の違いがよくわかる

窮遂亭

「窮遂」後水尾上皇の宸筆とのこと
奥が上皇の座られるところ
窓から京の町が眺められる

池の周りをしおからとんぼが飛んでいた。
昨日の桂離宮にもいて、ヤゴの姿もあった。それだけ自然環境が保たれているということだろう。

浴龍池の前からも今日の都がよく見える。
この池は、谷川の水をせき止めて作ってあり、この下には何メートルも石を積んだ堤があるそうだ。

その石垣が見えてしまっては興ざめなので、目隠しの生垣を作り、周囲の自然との調和をとっている。
その大刈込。

1時間半の参観を終えて、オフ会のある大阪に向かう。
バス停までの道のりがしんどいくらい足が痛かった。
※旅行に新しい靴をはいてきてはいけません><

それにしても、昨日の桂離宮といい、この修学院離宮といい、前に行った京都御所といい、なんたる規模。歴史的にもすごいけど、これだけのものを維持管理するための手間と経費、人材ってどれだけのものだろうと改めてしみじみ思った。

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