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nwelay1012
『消滅 VANISHING POINT』ブックレビュー
作者 恩田陸
刊行 2015年（初出は2013年の読売新聞）
第14回本屋大賞を受賞した「蜜蜂と遠雷」の著者・恩田氏によるSFミステリー。
ネタバレなしで紹介します。
「乗客の中にテロリストがいます。」
巨大台風が接近する中、国際線の飛行機が到着したロビーで足止めを食う人びと。
入国審査が長引いて、長蛇の列になっているのだ。
職員の目に留まり連れて行かれる者は、不安を抱くも従うよりない。
容疑者となってしまった彼らは空港の別室に集められ、犯人探しを命じられる。
入国するためには、テロリストの特定が必須条件なのだ。
制限を受けた環境下で、その正体を突き止めることはできるのか。
一見するとテロとは無関係の彼ら。
それぞれが探り合うように犯人当て推理が始まります。
応援いただけると嬉しいです。これからも続けられる糧となります。