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[Sight #015] Appleton Estate / ラムにカンパイ。

青年海外協力隊の活動とあわせて、ジャマイカの見どころも不定期でご紹介しています。今回は前回に続いてセントエリザベス県(St. Elizabeth Parish)の観光スポットをご紹介します。第2弾はアップルトン編です。

Appleton Estate

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アップルトン(Appleton Estate)は、1749年創業の伝統のラム(Rum)ブランドです。ラムは、ジャマイカに来てからカクテルでよく飲むようになりました。そのラムの製造工場見学ができるということでやってきました。任地サブラマからは車で約1時間30分。ジャマイカ第二の都市・モンテゴベイからは約2時間です。

Joy Spence Appleton Estate Rum Experience

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アップルトンの工場見学ツアーへ。ウェルカムドリンクでラム・パンチ(Rum Punch)が振舞われ、良い気分でツアーに臨めます。

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まずは、シアタールームでビデオを鑑賞します。ラムの魅力とジャマイカ文化との関係、アップルトンのこだわりやユニークさ、確かな技術などが巧みに表現されており、外国人観光客を意識したクオリティの高い内容でした。

なお、ツアー名(Joy Spence Appleton Estate Rum Experience)にあるJoy Spence氏とは、蒸留酒業界で女性初の「Master Blender」の称号を得た方だそうです。

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ガイドの案内で工場内を見学します。時折ジョークを交えるのは、やっぱりジャマイカ流。サトウキビからジュースを絞り出す「圧搾」する工程を写真のように昔ながらのやり方でロバが実演したり、ノリの良い参加者がロバに代わってバーを押すと「もっとしっかり動け」と他の参加者もジョーク交じりで声援を送ったりの参加型ツアー。

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工場内を巡りながら、サトウキビジュースの加熱・濃縮、発酵、蒸留、熟成といった一連の製造工程を知ることができます。上の写真は熟成樽の貯蔵庫。2062年にジャマイカ独立100周年を祝うために、2012年の独立50周年記念イベントの際に50年物のラムがブレンド・樽詰めされた樽も展示されていました。ジャマイカもなかなか粋なことをしますね。

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見学の後は、お待ちかねのラムの試飲。3種類の異なるブレンドを、ソムリエになった気分で色や香り、味で違いを楽しみました。試飲の後にはお土産コーナーがあり、希望者はジャマイカ料理を楽しむこともできます。

全体的にとても洗練されていて、かつジャマイカの良さも感じられる素晴らしいツアーで、ラムが一層身近になりました。オススメです。

【番外編】駒ヶ根の工場見学

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酒造工場の見学で思い出したのが、駒ケ根の派遣前訓練所の頃に、英語のクラスで行った訓練所のすぐ近くにある養命酒工場や休日に出かけたウイスキー工場。特に養命酒工場は、見学自体も面白いうえにカフェがあったり森を散策したりと充実していてオススメです。(上の写真はアップルトンのものです。)

セントエリザベス県 ブラックリバー編】【セントエリザベス県 ペリカンバー編】もどうぞ。


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