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海外協力隊note

2,018
JICA海外協力隊が執筆した記事を綴るマガジンです。
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2021年10月の記事一覧

蟻がはいったお米も愛おしくて

1ヶ月ぶりの再会。みな優しい笑顔で温かく迎えてくれる。 けれど、この柔和なルワンダ人と拳を交わせるのも、あと数ヶ月。 そう思うと、ルワンダで過ごす全ての瞬間が愛おしくて。 おねだりする子どもたちも、泥臭い水も、全身にまとわりつく赤土も。そのすべてが愛おしい。 ああ、日本に帰りたくない。ルワンダにもっといたい。 絶好調の炭屋ジョナス 月曜から職場に復帰しました。 郡庁でもコーペラティブでも、みな温かく迎えてくれます。お土産で買ってきたチョコレートを配り大喜び。

ルワンダへのラストフライト

エチオピア航空のCAさんにシートをどつかれ、アフリカへ戻ることを実感。 ルワンダに来たばかりの新隊員さんのフレッシュさに、終わりゆく自分の任期を実感。 大好きなルワンダのために、大好きなルワマガナのために。どんなラストが待っていようと、今日一日を全力で駆け抜ける。 それが、ぼくにできる最後の悪あがき。 ラストフライト ルワンダへのラストフライトを控えて、最後にスイーツを爆食い。 あんこや生クリームとは、しばしお別れです。 とはいえ、あと3ヶ月で再会できてしまうの

ありがとうファイザーさん

たらふく鶏肉を食べ、昼から温泉に浸かり、充電はバッチリ。 成田に舞い戻り、再度ホテル生活がスタート。そして一時帰国最大のミッションであるワクチンを接種に。 もしかしたらファイザー製のワクチンの副反応は、幸福な夢を見せることなのかもしれない。 家族と最後の晩餐 何を食べに行きたいか聞かれて、焼き鳥と即答。 なぜなら、ルワンダで鶏肉は高価でめったに食べられないからです。 ねぎま、せせり、ぼんじり、ねぎま、ねぎま、ねぎま。 やわらかくて油がのっていて、最高に旨い。

一度は食べて欲しいキルギス料理TOP10

1.一度は食べて欲しいキルギス料理トップ10 さて、キルギス料理と言われたら みなさんどんなものを想像しますか? こちらでは独断と偏見で 大好きなキルギス料理(中央アジア料理)をご紹介いたします 遊牧民族のキルギス人 また内陸国であるキルギスでは 何と言っても「お肉」が欠かせません メインは「羊肉」「牛肉」「馬肉」 キルギスではムスリムがほとんどであるため 「豚肉」はほとんど食べられません それでは早速スタートーー! 第10位 サムサ いわゆるパイ、ファストフード

思考のクセと成功体験の有無/イギリス留学week3

― 途上国が先進国にキャッチアップするのは可能だと思う?だとしたらどんな政策が必要だろう?ちょっと議論してみようか 大学院の授業は議論が多い。事前に課されたリーディングリストの内容をもとに、先生がポイントをかいつまんで説明してくれ、質疑応答があり、生徒同士で議論する。 なんか、つまんねえなと思っていた。 理由はいくつかある。当然、まだ講義が始まって2週間しか経っていないのもある。内容も国際開発の大枠の歴史であったり、第三世界という概念についてだったり、植民地主義からの脱

ルワンダにいざ参らん

日本でぜったい訪れたかった場所へも行き、準備万端。 あとはルワンダで全力で走り切るだけ。 しかし、久しぶりに日本で生活してみて、大きな不安を抱えることに。 それは、走り切った後、日本で生きていけるかが心配で仕方ない。 そんな未来に怯えるぼくを置き去りにして、非情にも時は流れる。 もう来週には、2度目のワクチンを受け、ルワンダに再上陸しなければならない。 人生って、こんな風に一瞬で終わってしまうんだろう。ああ、儚し。 一度敗れた夢が復活 もし、任期中に日本に戻れ

協力隊合格までの話〜応募した動機〜

今回は“私がなぜ協力隊になろうと思ったのか” についてメモ📝 2018年JICAの春募集 応募するに至った動機 始まりは高校2年生の時 ブータンから来た学生🇧🇹との交流がキッカケ 運動会シーズンだった熊本県 グラウンドに並ぶテントをみた ブータンの学生たち 「運動会ってなに?」 その学生の発言にとても驚いたのを 今でも思い出します。 日本の学校では毎年運動会があるのが 当たり前。 日本人である私にとっての"当たり前"が ブータンでは無かったんですね。 その時から途

最高すぎた14日間の隔離生活

大切なのは努力や意志ではななく、徹底して環境を整備すること。 ホテルでの14日間の隔離は、図らずもこれからの人生にとって大きな学びを与えてくれました。 ああ、ほんとうに最高の隔離期間でした。 結局、生活の基盤が大事 生活の基盤が整うと、めちゃくちゃに仕事が捗る。 水や電気、インターネットといったインフラに安定してアクセスできるだけで、生活が一変しました。 なにより凄いのが、洗濯機。 毎週2、3時間かけていたのが、かかる時間はコインランドリーに移動する5分間だけ。

コロナ禍ニューノーマル時代の対面授業/イギリス留学week2

先週から新学期が始まり、最初の週はウェルカムウィークといい、日本でいうところの新歓期間で授業自体はない。キャンパス内でいろいろなイベントがあった。ぼくはその間、隔離期間で寮でひっそりと過ごしていた。 そして、今週から本格的にコース開始。 他の大学やサセックスでも他の学部の事情は知らないけれど、ぼくの所属するIDSは今年、対面授業を基本としている。が、すべて対面というわけではなく、全体講義はオンライン、グループディスカッションは対面という構成になっている。 もっと具体的に