子どもの失敗を排除しないで? 運動会で皆が一番は良い? by元園長
さて、元園長 兼 発達心理学の会の副会長です。さて、子どもが何かに挑戦して失敗したり、友達と喧嘩した時は?について執筆したいと思います。
まず、大前提として、子どもに失敗してほしくない!と思っている方、多いのでは?ないでしょうか。私も子育てをしてきましたので、これはよく理解できます。
園長時代にあったよくある例をご覧ください。
しかし、ご両親からしてみると、日ごろ頑張って練習してきたことが、本番でミスをしてしまった、、だから、フォローして欲しい、トラウマになるかも知れない、、という悩みが結構ありました。これは、どちらかと言えば、ご両親の対応によって問題を変な方向にもっていってしまっているのです。次の言葉がけをご覧ください。
そうですよね、失敗って、実は多くのことを学ぶチャンスなんです。こういう時こそ親の真の見守る力が必要な時です。変に同情して不安を掻き立てるのではなく、子どもが多くの学びの経験をしてる!と前向きにいくべきですよね。
思春期以降になると、初恋で失敗することもあるし、大学受験で失敗することもあるし、仕事で挫折することも多々あるし、そういう時に今までご両親が子どもの失敗を排除していた子は、恐らく対処に困ることでしょう。
愛する我が子だからこそ、失敗に対して心が痛むのはよくわかります。しかし愛する我が子だからこそ、失敗を排除するのではなく、たくさん経験させて、と伝えたいです。
運動会でみんな一番
少し前の風潮で今ではあまり見かけませんが、運動会でみんな一番という考えには私は反対です。喜怒哀楽、たくさんの経験こそが、人間力があふれる魅力的な人間を形成すると思っています。1位の子に憧れ、最下位の子を励まし、そこには、たくさんの想いがあり、それこそが集団生活ですよね。
心理学的なアプローチはまた後日執筆させていただきます。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。失敗は学ぶことが多いというお話でした。
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