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人間の欲も自然界の法則で動いている!

 なんてタイトルをつけて良いか迷いますが、毎日トレードをしながらチャートをみていますと、人間の欲について思うことがあります。
 さて、チャートはフラクタル構造をしていて、自然界も同様な構造をしている、、これを知った時に結構衝撃を受けたのを覚えています。確かに考えるまでもなく、人間は自然の中の一部であり、人間の欲も自然界の法則にのっとっているのだな、と感じます。

フラクタル構造

 フラクタル構造とは、自然界を作っている構造で、例えば「木」「海岸」「山」等を考えるとわかりやすいです。フランス人のBenoit Mandelbrot氏が自然界はフラクタル構造で出来ていることを発見しました。

 例えば、木は枝をみても1本の木に見える。全体をみても木、木の枝をみても木の形状をしており、どこを見ても木、要するにどこを切り取って拡大してみても同じ形をしている構造です。
 例えば山、大きな山の中の小さな小山の中の山、、どこを見ても、山です。
 このように自然界はフラクタル構造で形成されています。海岸の風景も同様で、どの部分を拡大しても、複雑な同じ形をしています。

我が家の木
部分を拡大しても同じ形
さらに拡大しても同じ形


 植物でいえば、ロマネスコ・ブロッコリーがこれにあたり、どこの部分をみても、拡大しても同じ形状をしています。

ロマネスコ・ブロッコリー

CGに応用

 映画会社のピクサーが、このフラクタル構造を上手く利用して、アニメの背景の海山川の自然をCGで作って大成功しました。。まるで現実のようなリアルなCGは、小さな山を無数に作って大きな山を作っていくアルゴリズムをコンピューターで再現したフラクタルだったのです。

人間の欲で形成されるチャート

 人間の欲で形成されるチャートも、フラクタル構造をしていることで有名です。短期足でみても長期足でみてもチャート、、同じ上下動で動き、誰もどの相場のどの時間足かは、見分けがつかないです。例えば下記をご覧ください。

2022年3月30日の21時のユーロ/ドルの1時間足
同時間の1分足

 この値動きをみて、木で例えると、大木の形か、枝の形かは判断できません。すべて同じ構造をしているからです。1秒、1分、5分が連なって1時間をつくり、1日を作るのがよくわかります。
 よく考えますと人間も自然界の一部であり、人間の欲も自然界の法則の中で動いているだなーと感じる今日この頃です。本当面白いです。

人間も自然界のほんの小さな一つと気づかされるフラクタルのコラムでしたー。

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