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あの子はグレーかもしれないと思っても、出来ることは子供と向き合うことだけ


私は医者でもカウンセラーでも保育士でもないので、発達障害のことは詳しくありません。ご自身のお子さんのことで困っていたら、専門家に相談してください。


発達障害かも知れないという意味でグレーという言い方をしますが、この表現はあまり好きではありません。真っ白な人なんか存在しないと思うからです。誰にでも得意なこと苦手なことが存在します。自分自身のことをよく知って、コントロール出来ると「悪い」が「良い」になることもあります。

静かにしない→エネルギッシュ
衝動的→行動力がある
何でも触る→好奇心がある

「この行動は相手がどう感じるのか?」と、大人にも難しいことを子供に要求するのは大変です。そもそも自分のことを知っていない状態で、他人の感情を理解しようとできるなんて、無理だと思います。


我が家には娘が二人います。二人とも大人が育てやすいおとなしい子供なのですが、ほとんど自己主張しなかったので、遊んでいるおもちゃを横取りされて固まっていたり、押されて順番を抜かされていたり、その様子を見ていてモヤモヤとすることがよくありました。

取っている側の子供の親が躾をしていないネグレクトかと言えば、そうではありません。親の躾ではどうにもならない問題の場合だってあります。

でも、「あれ??」と疑うことがあっても発達障害かどうか判断できるのはお医者さんだけです。本人でも親でも、ましてや他人ではありません。

そして生活に支障がなく本人が気にしていないなら、ただの特性だと思う方が自然です。わざわざ特別視しなくても、忘れん坊、ちょっと落ちつかない、乱暴な人、恥ずかしがりやの人、大人にだってたくさんいます。


だから、公園に行ったり、何かのイベントで一緒になった子供の中に「この子グレーかも??」と感じる子供がいたとしても、私の対応は基本的に変わりません。もし一緒に遊んだり、話す機会があれば、自分の子供ではないので保護者よりも年上の友達になることを目指しています。

危険があったら止めるけど、なるべく否定はしません。子供のエネルギーってすごいから疲れるけど、一緒に遊んでもらって新しいことに気付いたり、友達になって知らないことを教えてもらったりするのは楽しいです。

衝動的な子供には「なんで、こんなことしたの?」と聞いても、衝動なので理由はありません。「なんで、やってみたいと思ったの?」とか聞き方を変える必要があります。聞いてることは一緒ですが、その後の会話が変わるように感じます。繊細な子には「やってみたら?」と聞くだけで良くて無理にさせない方がいいです。


何年もいろんな子供と遊んで気が付いたことは色々ありますが、嬉しいときは一緒に喜んで、悲しいときは悲しんで、挑戦と失敗を見守る。どんな風に感じたかを一緒に振り返る。目の前にいる子供に自分で自分自身をより深く理解することを手伝うのが目標です。遊んでいるときは私の感情も素直に伝えます。そうすればいつか他人を理解したいと感じる日がくるかもしれません。


どんな色の子供でも、専門家でない大人が出来ることはそれぐらいです。

この子めんどくさい、嫌だなと思えば無理はしません。「ごめんね、ちょっとしんどいから遊べない」と断って、関わらなければいいのです。関わる時間が減れば、自然と寄ってこなくなります。

雷親父のように怒鳴って無理に強制したら、その場はなんとかなるかもしれません。親じゃないからそれでもいいし、子供達にはそういう経験も必要かもしれないんだけど、目の前にいる子供の未来を考えると、自分で自分自身のことを理解できるようになってほしいなと思うのです。

自分の友達の子供、娘たちの友達、親戚の子供も、みんな自分の子供じゃないんだからほっとけばいいのにと思う瞬間もありますが、私は年々おせっかいおばさんに進化していますので、子供みんなが幸せな大人になれるようにと願ってしまいます。

急がば回れ。子育てにこれ大事かも。


いろんな子供とよく遊びますが、私はただの保護者です。自分の子供は内向的な性格で危険なことはほとんどしたがらないので、監視する必要はほとんどありません。ほっておいても勝手に遊ぶので、私は暇になったら、よく誰かの子供と遊んでいます。よその子には親切で優しい人になれるんだよねー。不思議だわ。


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