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子どもが成長するために実体験って大切だ!


鳥人間コンテストを見に行ってまいりました。

毎年、長女がテレビの前から動かなくなるアレです。
今年は8月31日に放送されるそうです。

よく考えたら、私も毎年一緒に見てるんだよね。
#やっぱりカエルの子はカエル
#娘の興味が理科に偏っているのは私のせいかもしれない



朝5:00に琵琶湖集合

早朝の琵琶湖はとても気持ちがいいです。
朝5:00に会場についたんだけど、もうすでに機体は半分以上組み立てた状態でした。
チームのみなさんは前日にパーツを運び込み、徹夜で飛行機を守り抜き、夜明けと共に仕上げるようです。
#百聞は一見にしかず

学生のみなさんがリーダーのかけ声にあわせて全員で協力して組み立ててる姿はそれだけで感動します。
入念に入念を重ねて準備をして「これから本番」という状況の学生さんは期待に満ちた表情で手際よく動いていてキラキラ輝いてるように見えました!

こんなに近くで見せて頂けたのは、チームOBパパ友のおかげです。さすが経験者。機体作るのに何円必要?とか、この機体はどうやって運ぶの?とか、どうやって回収するの?とか何を聞いても答えてくれるので、おかげで私の知識が増えました🤩

あっちゃん、ありがとーーー!!



長女が幼児期から鳥人間コンテストをじーーーーーっと見ていたので、いつか直接見せてみたいという私の夢が叶いました。
子どもの夢じゃなくて、長女の視野を広げたいと願う私の夢ね。
長女本人が「私も鳥人間コンテストに出たい」と思ったのかどうかはわかりませんが、子どもたちは実際に見たからこそ気がついたこともたくさんあるだろうと思っています。

あのチームの機体は翼が長いけどプラットフォームちゃんと上がっていけるんだろうか?とか、
朝8時過ぎると暑すぎるとか、
テレビのスタッフがたくさん働いているとか
無駄が全くない会場の動線とか

親が頑張って正解を教えなくても見せるだけで良いと思うんです。


「本当に存在しているんだ!」という子ども自身が発見する体験は、とても大きな影響を与えます。
体験があるからこそ、
絵本で読んだときに現実にも存在するのかな?と考えるキッカケにもなり、逆に「これなんでだろう?」って感じたことが数年後に知識とつながって「なるほど!!」となります。
なるほどってなったときには実際に見た体験自体は覚えていないんだけど、体験って頭の片隅には残ってるんだよね。だから「なるほど」って理解できる。

なるべく合理的に子供を賢く育てようと思ったら、
面倒くさい実体験が絶対に必要です。

子どものためと思って手トリ足トリ教えて育てると、
失敗して悔しい気持ちも
失敗したあとに再び立ち上がる強い気持ちも、
次は失敗しないように近道を探そうとする工夫も、
上手くいって嬉しい気持ちも、
なーんにも得られない。

最終的に指示がないと動けないロボットみたいな人間になっちゃうんじゃないかなと考えます。


だから大人ができるのは種まき!

「本当に存在するんだ」ってことを体験させるだけで十分なんだけど、人間は見たいものしか見ないし聞きたいことしか聞かない。こちらのわかって欲しいことを、勝手に発見してくれるなんて都合のいいことはないんです。
普段は夫に「何も教えるな!子供が自分で発見するまで見守るのみ!頼まれるまで手を出さないで!」と言ってる私ですが、この鳥人間のような滅多にないチャンスのときには「聞きたくないことはどうせ聞いてない」と開き直って、質問を投げまくります。
1つでも多く頭の片隅に残るように。


「隣の機体は翼の先が真っ直ぐやけど、こっちちょっと上がってんのなんで?」
「なあ見て、今ドローン飛んでないけど、あの映像はどこから撮ってると思う?」
「あのオレンジの水に浮いてるやつ何やろ?」

教えません。質問するだけです。

「なんで知らんの?」と言われたら「何でも知ってる完璧な大人っている?私そんな人見たことないで」って返事するし、子どもの方が詳しかったら「すっごー!めっちゃ詳しいやん。」と褒めて返せばいい。
心配しなくても、自分の想定外の面白い答えがかえってきます。
楽しく会話ができるように気を配れば、子どもにとって見たいものがなかったとしても、そこでの体験は楽しかったものとして残ってくれるはずです。
だから、非日常な環境では子どもに話しかけます。


会場では子どもたちにずっと話しかけるのですが、家に帰れば普段通り。
帰宅してすぐ「鳥人間どうだった?」とは聞きません。
まだ子どもの脳内で体験を処理できていないことが多いから、しばらく観察します。小学校高学年ぐらいの年齢だったら一緒に振り返りをしてレポートでも作って整理すればいいと思うけど、低年齢の子どもは遊びの中で本音がポロっと出てくるんです。
取り繕って絞り出した大人が喜びそうだと思ってする発言よりも、ポロっと出てくる本音の方が面白いので、私は家では振り返りません。本当はもっと良いやり方があると思うんだけど、種は蒔いたら芽が出るまで待つしかないのよ。
発芽しないかもしれないけれど、そのときはもう私の自己満足として処理するしかないよね。



。。。うちの長女が1番テンションが上がってたのは
回収した機体を運ぶトラックが両方開いたところだったこともお伝えしておきます。鳥人間コンテストは、飛んでる人の安否がずっと心配だったらしい。
何に引っかかるかわからん。

ちゃんと写真撮った?って聞かれた。笑


最後まで読んでくれてありがとうございます。 スキ、コメントは私のやる気になります!!それだけでとっても嬉しいです♪♪もしサポートしていただけるのなら、娘達の野外活動に使いたいと思います!!