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生産性を圧倒的に向上できるオススメChatGPTプラグイン3選

新しくリリースされたChatGPTプラグインを使うことで、世界中の最新ニュースや研究論文を効率的に知ることができたり、高度なSEO分析、高クオリティな画像生成AIのプロンプトを自動で生成、動画の自動生成などなど、今までChatGPT単体ではできなかったことが簡単に実現可能になっている。

ここではそんな便利なChatGPTプラグインの中でも、特に業務効率化に役立つプラグインを3つ紹介する。


基礎)ChatGPTプラグインの導入方法

Chat GPTプラグインを使用できるのは、現時点では有料版のChatGPT Plusを利用している方限定になっている。

実際にプラグインの導入方法と使用方法について解説する。
すでにこの方法はご存知という方はこのセクションはスキップして頂いて結構だ。

ChatGPT Plusに登録している状態で、画面左下にあるSettingsのBeta featuresからPluginsを有効にすることでプラグインが利用可能となる。

そして、ChatGPTの画面からNew chatを開くと画面上部のGPT-4の欄にPluginsが表示されるのでチェックマークを入れる。
(ChatGPT Plusに加入したばかりの方は、時間差でPlugin機能が解放されるのでしばらく待っていれば反映される)

次にNo plugins enabledと表示されている箇所をクリックするとPlugins Storeに飛べるタブが表示されるので、そちらをクリックすることで以下画像のようにプラグインをインストールして利用可能となる。

プラグインをインストールしたらChatGPTの画面にインストールしたプラグインが選択できるようになるため、使用したいプラグインを選んであとはチャットを打つだけでプラグインの導入は完了する。


オススメプラグイン①)Link Reader

Link Readerはリンク先の内容を要約してくれるプラグインだ。
機能はシンプルだが、その分汎用的にさまざまなタスクに使用することができる。

例えば以下のようにニュース記事の内容を要約させたり、

ネット上に公開されているPDFであれば同様に要約させたり、解説させることが可能だ。研究論文の概要を素早く知りたい方にもこのLink Readerプラグインは有効である。

さらに便利な使い方として、自社の文体を学習させてコンテンツ生成されることが可能だ。

例えば以下ではファッション紙Vogueの日本版Webメディアの記事をいくつか参考リンクとして渡して、文体・スタイルを学習させつつ、特定のテーマに関する記事を執筆させてみている。

元のVogueの文章のテイストをうまく反映させつつライティングできていることがお分かりになるだろう。

▼ 今回例として渡したVogueの記事
https://www.vogue.co.jp/article/2023-06-01-lanvin https://www.vogue.co.jp/article/ssense-2023-summer-sale https://www.vogue.co.jp/article/2023-05-18-mariha https://www.vogue.co.jp/article/2023-06-02-shihara

また、文体スタイルの分析と言語化が可能なため、ライティングマニュアルも瞬時に作成可能だ。
自社メディアの過去記事をいくつも渡して、その特徴を言語化してもらうことで、新しく入ってくるライターにライティングルールを教育するコストを劇的に下げることができる。


オススメプラグイン②) Photorealistic

PhotorealisticはChatGPTに作成してほしい画像の文章を打ち込むことでMidjourney用のプロンプトを生成してくれるプラグインだ。

例えば、「渋谷のスクランブル交差点を歩く日本人女性のスナップ写真」の画像を生成するためにChatGPTに打ち込んでみる。

結果、以下の画像のようにMidjourney用のプロンプトを細かく生成してくれる。

これを実際にMidjourneyに打ち込んで画像を生成してもらったところ、以下のような画像が生成された。

本来は細かいプロンプトの調整が必要なMidjourneyで「渋谷のスクランブル交差点を歩く日本人女性のスナップ写真」とだけ打ち込んでこの精度の画像を生成できるので、まだ画像生成AIの利用に慣れていない人にとっては、プロンプトを自分で学習する手間を省くことができる。

細かな調整をしたければChatGPTで打ち込む文章を加筆したり、生成されたプロンプトを単語レベルで調整することでより理想に近い画像をつくるためのプロンプトを作成することができる。


オススメプラグイン③) Visla

VislaはChtaGPTに頼むだけで動画作成を自動でしてくれるプラグインだ。
動画のテーマやトーンなどの項目を任意に指定して、イメージに合った動画を生成してくれる。

まずはChatGPTに作成してほしい動画の内容を入力する。
今回は「AIサービスの便利さに驚き、歓喜している人たち」をテーマにした動画を作成してもらう。

上記のテーマをChatGPTに投げると動画の詳細をテキストで提示してくれるので、この時点でイメージしている動画の内容と異なっていた場合は変更点を伝えてから動画を作成してもらえる。

今回は上記の画像のような内容で動画を作成してもらった。YouTubeに適した形で生成してもらったがInstagramやTikTokに適した動画も生成が可能。

今回Vislaで作成してもらった動画はこちら。


各シーンのナレーションや動画、音楽、比率などは後から自由に編集可能だ。

クオリティ的に最終アウトプットとして使えるものでは決してないが、社内や顧客とのイメージ合わせのためのビデオコンテ(動画版ワイヤーフレーム)を作る場面で大活躍してくれる。

まとめ

このように業務効率を大きく上げてくれるChatGPTプラグインが日々リリースされている。

生成AI時代のアプリストアとも言うべきChatGPTプラグインはしばらく定期的にウォッチしていくのが良さそうだ。

本noteで紹介したプラグイン以外にも便利なプラグインはまだまだあるので、ぜひ皆さんもプラグインの山をかき分けながら、自身の業務に合ったプラグインを見つけてもらいたい。

さいごに

生成AI領域を自社事業に活用したい企業の顧問・コンサルティングの仕事をお受けしております。ご興味がある企業の方はお気軽に会社サイトのフォームやTwitterなどでご連絡頂けますと幸いです。


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