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B2ファイナル第一戦 滋賀vs越谷『不安と緊張』

ファイナルが始まる前に記事を投稿しておいて良かった、、、

B2ファイナルを前に、僕が見えていた景色を振り返ります。

正直、試合前の心境としては『不安と緊張』、これが一番大きかったです。試合のことを考えれば考えるほど、心臓の鼓動が速くなり、呼吸も不安定になってくる。死ぬんじゃないかと思うくらい、体がいつもと同じ状態を保てませんでした。これが緊張と…老化かな?笑、、、と、自分の体の老化ももちろん感じたのですが、こういうめったに味わうことのない環境、大舞台を前にして、自分はガタガタと震えてしまっていました。危なかったです。

この震えは何なのか?どこからくるのか?

悪いことをしたから怒られるとか、嫌いな人に会うから拒否反応を示しているとか、そういうことではありません。むしろ、優勝してしまうんじゃないか?とか、たくさんの人から認められ、注目してもらえるんじゃないか?とか、そういう「期待」とか「武者震い」に近い感覚です。しかしそれが、結果的に負けてしまった場合は、称賛の目が越谷の方に向いてしまう…。そういう、嫉妬や、卑屈の思いも混じっていました。
そんな、いつもと違う状況であることが怖くて、一人では耐えられなくて、ガタガタと体が震えてきたのだと思います。

まずひとつ、その緊張を解いてくれたのが、「滋賀レイクス」の「ホームアリーナの雰囲気」でした。滋賀、越谷、関係なく、ファイナルを楽しもうと呼び掛けてくださる運営スタッフさん。こういう大舞台には慣れたタレントさんや、アリーナDJさんの、場の盛り上げ方。クラブの広報さんが発するSNSでの言葉、映像。バスケットボールの勝敗が第一なのではなく、ゲームを楽しむ心、ホスピタリティー、選手、ブースター、スタッフ、全ての関わる人たちに対しての思いやりの気持ち。こういう瞬間を感じたとき、少しずつ、僕の心の緊張と不安は和らいでいきました。

気持ちの張り詰めた空気や、緊迫した戦いを前に、我々ブースターができること。それは、チームに“武器”を与えるのではなく、安らげる“場所”や”雰囲気”を作ってあげることだと分かりました。銃やナイフではなく、ソファーやタオル、音楽や美味しい飲み物、ユーモアや優しい言葉、、、そういう物や、環境、言葉が必要なのです。その一番分かりやすい、すべて揃った形が「ホームアリーナ」なのだと分かりました。

今日の試合の結果には触れません。明日も試合があります。滋賀も越谷も、どちらに勝利が転ぶか分かりません。そこは僕たちにはコントロールできないことです。僕たちブースターにできること、必要なものは、「思いやり」の気持ちを持ち続けること、「ポジティブ」な言葉を使うこと。ただそれだけです。

明日の第二戦もよろしくお願いします!


ではまた!


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