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僕がバスケで“推し”を作れない理由

一言で言うならば、勿体ないから。
バスケットボール全部が好きなので、
好きな選手を1人にしぼれない。

あとは、物欲がないから。
グッズをたくさん買うことに嫌悪感がある。
これはただ単に、お金が無いとも言える。

まぁ、最後は、
自分もバスケ選手としてプレーしていた…ということもあるので、上手い選手とか影響を受けた選手はいるが、アイドルのように選手を“推す”ということはできなかった。
例えその対象が女子バスケの選手であっても、アイドルのような目で見ることはできなかった。
そこには一種の、選手としてのリスペクトがあると思ってほしい。

つまり、プロバスケ選手全員をリスペクトしている。
自分がたどり着けなかった職業であるし、自分よりも遥かに上手い人たちばかりだから。

今は完全にファンである。
自分がプレイヤーであるというプライドは、もうない。
だから上から目線で好きなことが言える。
あきらかに老害、、、というか、
バスケ亡霊が何か言っとるわ~
くらいの気持ちで読んでもらえたら幸いである。


そんな僕でも、選手として特別な、神のように思っている人が一人いる。
彼の行動、一挙手一投足まで、
見て、学べるものがあると思っている。
その人の名は、「田臥勇太」選手という。

僕が田臥選手を好きな理由は、↑の記事に書いてあるのだが、正に「世代」だったのだ。
当時の田臥選手(…今もなおすごい知名度だが)は、今でいう、河村勇輝選手以上に人気があったと思っている。
今のようにBリーグも無かった時代、バスケ界の希望は田臥勇太ただ一人が担っていたといっても過言ではない。日本人初のNBAプレイヤーという偉業を成し遂げたことは言うまでもないが、とにかく何もなかったアメリカ、NBAの荒野に道を作ったのは「田臥勇太」選手なのである。

宇都宮ブレックスファンの方の素敵な投稿があったので、載せさせてほしい。↓↓↓
この雰囲気、日本代表のスーパースター比江島選手の反応こそが、レジェンド田臥勇太の人格、人柄を物語っている。🏀✨


そんな、田臥選手を尊敬している僕なのであるが、このnoteを始める際に、一人の現役Bリーガーを推そうと決めた選手がいる。
元アルバルク東京から滋賀レイクスに移籍し1シーズンをプレー、現シーホース三河、東京五輪日本代表選手にもなった、「シェーファーアヴィ幸樹」選手である。
『アヴィトーーク』の主役とも言える選手だ。

アヴィは、ホーバスJAPANにおいても代表候補選手であった。しかし、トムさんはアヴィにスリーポイントシュートはそんなに求めていなかった。日本人ビッグマンには、ただひとつ役割があるとすれば「リバウンド」だったのだ。世界で戦うためには、日本の弱点である「フィジカル」と、そこからもぎ取る「リバウンド」が必要であったと言える。
その役割をとにかく忠実に体現し、トムさんの信頼を勝ち取り、一躍ブレイクした選手が、我らが滋賀レイクスの川真田紘也選手であるといえる。
面白い…、バスケットは実に面白い…!!


まぁ…、基本的に僕は日本人ビッグマンが好きなのだが、「試合に勝つ」という点からいうと、強いチームには必ずチームの顔となる、長年チームに在籍しているエースポイントガードがいる。田臥選手、富樫選手、岸本選手、藤井選手…、島根の安藤選手や、名古屋の齋藤選手、横浜の河村選手、広島の寺嶋選手…、などなど、基本的にこういうポイントガードの選手をチームは離さない。彼らが抜けるということは、チームのやりたいバスケットがガラリと180°変わってしまうことを意味するから。そのくらいポイントガードというポジションはバスケにおいて重要であり、すごくリスペクトされるポジションなのだ。

昨シーズンはレイクスも、テーブス海選手という日本代表候補のポイントガードが加入してくれたのだが、自身の怪我などもあり、十分に力を発揮できないまま、1シーズンで滋賀を去る結果となってしまった。
彼は今、アルバルク東京というBリーグの名門チームに移籍し、優勝を狙うというモチベーションでチームのエースを担っているが、そこには「滋賀への恩返し」という気持ちも忘れずに戦ってくれているという。それを聞いた時、僕は、思わず涙が込み上げてきた。
テーブス海という選手は、一見飄々としたクールな選手に見えるが、すごく情に熱い、優しい、素晴らしい選手なのだ。

そんな、テーブス海選手に憧れて、福岡の名門、福岡大大濠高校から高卒でプロになろうと決断した選手が滋賀にはいる。「湧川颯斗」選手。現在19歳だ。僕たちは彼を立派なBリーガー、そして日本を支える代表選手に育てる義務がある。そして、願わくば、彼を「ミスターレイクス」と呼べる、滋賀の象徴となるポイントガードに育てたいという夢も持っている。プレーやスキルの面では勿論だが、精神的な面でも、プロ選手としての振る舞いだとか、原点だとか、選手の心の支えになれるような落ち着きだとか、安心感だとか、明日への活力となれる場所に、滋賀レイクスを選んでほしいと思っている。

舞台はB2だ。
湧川颯斗はもっともっと行ける。
遠慮はするな。
まずは、滋賀で日本人ナンバーワンスコアラーになってくれ。
暴れてくれ。

若い彼には輝く未来が見えるのだ。
僕たちはそれを楽しみに待っている。。。


川村卓也さんが、三河一年目、遠慮をしながら日本代表でプレーするアヴィに送った、愛ある熱いメッセージが、今、湧川選手にも繋がって行くのだ、、、


ああ~~、バスケは面白い!!!
「推し」を一人にしぼれる訳がない!!!


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた!