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アラ古希ジイジのチャリンコ日誌 千葉一周557km

GWに予定していた四国一周を諸般の事情であきらめ、千葉一周に変更した。さてその千葉一周は何kmかということだが、515kmというのを見つけた(24時間で一周したということで、ジイジにはあまり参考にならない)。

結局、浦安駅を始点・終点として4日間かけて一周したのだが、道間違いや寄り道で、私の場合は557kmとなってしまった(Google マップは[]のクリックで拡大可)

【1日目】浦安駅-佐原河川敷公園
浦安駅(6.9km)行徳橋(8.1km/15.0km)矢切の渡し(10.8km/25.8km)武蔵野線(7.8km/33.6km)利根運河西(24.9km/58.5km)関宿(27.5km/86.0km)利根運河東(5.7km/91.7km)新利根大橋(7.2km/98.9km)国道6号(6.5km/105.4km)利根川堤防(10.3km/115.7km)木下河岸(17.2km/132.9km)新川水門(7.9km/140.8km)道の駅神崎(12.3km/153.1km)佐原河川敷公園
153.1km:移動時間=11:30、停止時間=3:01、移動平均速度=13.3km/h

旧江戸川左岸を行徳橋へと向かう。対岸の江戸川清掃工場は解体中で、高さ50m弱の巨大なテントで覆われていた。

解体中の江戸川清掃工場

国府台の里見公園付近で、江戸川は左に曲がり、川幅も広く、気持ち良い。

江戸川

坂川を渡り、野菊の墓の矢切の渡しを通過。今でも現役の渡しとのこと。つくばエクスプレスと武蔵野線の橋梁を過ぎると利根運河があった。

利根運河

それからは変化の乏しい自転車道を進み、ようやく出発点から約60kmの関宿城についた。ここは千葉県の北端ではあるが、自転車道の先端は茨城県となっていた。

関宿城博物館

利根川右岸の自転車道の南下を開始すると、すぐに河口まで120.5kmとの標識。今日中はとても無理。

100km地点まで行くと堤防上の自転車道は途切れる。ここは河原に下りて川べりを行くのが正解。間違えて県道7号に出てしまったが、コンビニで補給が出来たのは良かった。

利根運河の東端で堤防に戻るが、新大利根橋で今度は舗装が途切れた。先の方には常磐線の橋梁が見えたので、そのまま強行するのが正解であった。道を間違え、10kmほどロス。堤防に戻ると現役の小堀の渡しがあり、近くのコンビニで一休み。ここも茨城県(取手市)であった。

木下(きおろし)を過ぎ、成田市の根木名川の新川水門で日没。上空をさかんにジェット機が飛んでいた。

新川水門の日没

圏央道の橋のそば、道の駅神崎のコンビニにて幕の内弁当を夕食とする。道の駅神崎は日本で最初の道の駅らしい。佐原まで行き、河川敷公園の東屋で泊とした(風があって寒かった)。

【2日目】佐原河川敷公園-いすみ川左岸
佐原河川敷公園(11.9km)小見川大橋(8.8km/20.7km)利根川コジュリン公園(11.9km/32.6km)利根かもめ大橋(11.9km/44.5km)銚子漁港(6.9km/51.4km)犬吠埼(17.1km/68.5km)飯岡港(15.9km/84.4km)野手浜海岸・自転車道終点(46.0km/130.4km)国道128号合流(5.8km/136.2km)いすみ川左岸泊地
136.1km:移動時間=11:48、停止時間=3:12、移動平均速度=11.5km/h

あまりの寒さで、黎明の中に起床。

佐原河川敷の黎明

出発するとすぐに鹿島線の鉄橋から陽が昇るのが見えた。
鹿島線から昇る陽に手を合わせ皆の幸せ祈る旅空

鹿島線から昇る朝日

小見川大橋には何とJoyfullがあり、早朝からハンバーグでスタミナをつけることが出来た。しばらく行くと利根川コジュリン公園。このような所で、のんびりとバードウオッチングするのも良いかもしれない。

利根川コジュリン公園

利根川河口堰の少し先から堤防沿いの道はなくなり、一般道を銚子まで。銚子漁港ではまさにイワシを船から積み下ろし中で、こぼれたうまそうなイワシが道路に散乱していた。ここから先は浦安まで海沿いの旅となる。

銚子漁港

千葉県の東端である犬吠埼を通過し、

犬吠埼

外川魚港から屛風ヶ浦に沿った道を登り、飯岡港へ。飯岡港の海鮮食堂で煮魚定食を食べた。美味しかった。さてここからは九十九里浜。約16kmは海沿いの気持ちがよい自転車道を行けた(結局、九十九里浜は約60km)。

自転車道から振り返る刑部岬

国道128号と合流して九十九里浜は終了。合流からすぐのガストで腹ごしらえし、コンビニでビールを調達の後、いすみ川左岸で宿泊。暖かくてすぐに眠りに落ちた。

【3日目】いすみ川左岸-大貫駅
いすみ川左岸泊地(1.7km)いすみのコンビニ(13.5km/15.2km)御宿(6.7km/21.9km)勝浦(14.0km/35.9km)小湊・誕生時(10.7km/46.6km)鴨川(40.1km/km)野島崎(18.4km/105.1km)洲崎(10.4km/115.5km)館山(5.8km/121.3km)崖観音(20.8km/142.1km)浜金谷(15.5km/157.6km)国道465号始点(5.6km/163.2km)大貫駅
163.2km:移動時間=13:54、停止時間=4:44、移動平均速度=11.7km/h

朝2時、にわか雨に起こされた。近くのコンビニで態勢を整えて3時出発。

明るければ和泉浦の良い景色の自転車道を走ったのだが残念。御宿を過ぎると夜明け前の勝浦方面の夜景が見えた。

夜明け前の勝浦方面

雨もあがり勝浦で一休み。次の興津で新道に入ってしまい、この記録を書きながら良いところを見逃した感でいっぱいになった。行川アイランド駅手前で旧道と合し、次の小湊までは旧道を選んで、絶景と巡り会えた。

小湊への旧道

小湊で思いがけず大きな寺があって、なんでも日蓮聖人の誕生寺で、その日蓮は鎌倉仏教のひとつの日蓮宗の宗祖とのこと。天賦の才に恵まれた人は、どこで生まれようとのしてゆくものだというのは凡人のつぶやきでした。

続く安房鴨川のすき家で朝食。亀田総合病院はとにかくすごい。

亀田総合病院

安房の国の海沿いの道をひたすら走り、道の駅ちくらで南総里見八犬伝ゆかりの伏姫コロッケを食べた。

千葉県の南端の野島崎から西端の洲崎に向かうが、この付近では、今回は行けなかったが、長尾川の眼鏡橋が良い。

野島崎から砂丘の中の房総フラワーラインを走り、洲崎灯台に着いた。ここで浦安からの距離が393km。残り160kmほどと思われた。

館山を過ぎ、崖観音、

崖観音

そして鋸山を過ぎるころには対岸の三浦半島も見えだした。

鋸山

浜金谷のガストで夕食。その夜は木更津まで行ってネカフェに泊まろうと思っていたが、朝から18時間も走り続けていたら意識も怪しくなり、大貫駅で力尽きた。駅の待合室で寝ていると11時半ごろたたき起こされ、やむなく駅の外の庇のある所で寝直したが、それはそれで快適に過ごせた。

【4日目】大貫駅-浦安駅
大貫駅(7.9km)富津岬(3.5km/11.4km)16号始点(4.0km/15.5km)青堀駅(15.9km/31.4km)アクアラインガード(25.0km/56.3km)357号始点(12.4km/68.7km)稲毛海浜公園(13.6km/82.3km)海老川水門(5.0km/87.3km)市川大橋(11.7km/99.0km)旧江戸川河口(5.7km/104.7km)浦安駅
104.7km:移動時間=8:16、停止時間=1:58、移動平均速度=12.6km/h

最終日、疲れがたまり、頭が回らない。1時間ほどかけて支度。

富津岬まで来ると対岸の横須賀方面がよく見えた。靄がなければ富士山も見えるとか。東京湾の奥にはゴールである浦安も見えるような気がした。

富津岬

国道16号の始点からしばらく行くと青堀駅。駅構内の小山が不思議でしばらく眺めていて古墳であることに気がついた。円墳と見えたが、前方後円墳とのこと。残念ながら前方部は削られていた。今では考えられないことだが、内房線に潰された古墳が他に2つもあった。

青堀駅付近の内裏塚古墳群全体図

その後は16号を一旦離れ、県道90号、県道270号、県道87号、県道287号とたどり16号に戻った。その途中にはアーチが美しい中の島大橋があった。

中の島大橋

国道16号のすき家で元気を取り戻し、湾岸道路の国道357号に入る。その後1時間ほどで稲毛海浜公園に着いたので助かったが、16号も357号もすぐそばをトラックがバンバン走り、容赦がなかった。

稲毛海浜公園

ZOZOマリンスタジアムを左に見送り、海老川の水門を渡り、江戸川を渡り、ようやく旧江戸川の河口に着いた。荒川河口のむこうには東京ゲートブリッジも見えた。

東京ゲートブリッジ

旅の余韻を楽しみながら浦安駅に着くと、総移動距離は557kmだった。

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