国分寺五郎のオヤジメシ料理帖 -舞茸とベーコンのペペロンチーノ-
はじめに
今回のお題は、スパゲッティ。前回は饂飩で、今回はスパゲッティー。なんや炭水化物ばかりではないかとの声が聞こえてきそうだ。お米は一切食べないと言い放ち、炭水化物がまるで体に悪いかのように語る人についてのネットニュースを読んだことがある。何かの宗教に毒されてでもいるのだろうか。宗教でなくても痩身ビジネスの餌食になっていないか、一度かえりみて欲しい。
誤ったダイエット法にとらわれた人は、ぜひ「炭水化物摂取ダイエット」という記事を読んで欲しい。炭水化物でしっかり満腹感を得られれば、脂っこい肉料理にたよることなく食生活に満足するため太らないという考えだ。
この際だから、もう一つ言いたいことがある。それは、BMIの目標値を上方修正すべきということ。かく云う私は、現在25で、腹回りに少し浮袋を所有しているが、それぐらいが一番良い。理想的なBMIについての記事の図3を見て欲しい。70歳以上の年寄では、男女ともBMIは25ぐらいが一番長生きする。BMIが25を超えない限り炭水化物の摂取制限は不必要と心得るべし。
日本人の寿命は年々延長しているが、その一番の要因は栄養摂取の改善だと思っている（空調の発達と医学の進歩がそれに加わる）。美味しいものをバランス良く摂取しているから日本人は長生きするようになったと思う。せっかくの炭水化物、余計なことは気にせず、美味しく食べて長生きしよう。
設備投資
①フライパン：最近はゴミ収集でフライパンが出されている光景をよく目にする。スーパーでもやたらフライパンが陳列されている。おそらくテフロンが傷んだら買い換えているのでしょう。今回、自分専用にやや高価なプロ用のアルミのフライパンを買ってみた（結果は勝手がわからず失敗）。
②スマートスピーカー：我が家ではAlexaを使っている。5.5インチの画面付きで約1万円。AmazonミュージックやRadikoやYouYubeで音楽を聴いたりしている。使い方はいたって簡単。Alexa、タイマー7分！
本日のお題：舞茸とベーコンのペペロンチーノ
ペペロンチーノは唐辛子とニンニクを使ったパスタ料理。単純にオリーブオイルに唐辛子とニンニクの香りを移し、茹で上がった麺を投入してあえ、茹で汁で味を整えるところまでが王道だが、失敗を恐れて邪道を行く私は、間違いなく美味しく作るため、さらに炒めたベーコンと茸を加えている。
材料について
①スパゲッティ：今回は直径1.6㎜で7分茹でのスパゲッティを使った。若い人は1人分100gが目安だが、71歳ともなれば80gで十分。少し硬めのアルデンテに茹でるのがコツ。
②唐辛子：イタリア語でペペロンチーノ。1本を半分にして、種は捨てる。
③ニンニク：青森が一大産地。根の方を上にして、一かけの外側に2本、横に3本ナイフを入れて、みじん切り。
④ベーコン：ブロックベーコンを購入して、厚さ1㎝ほどに切り分け、冷凍保存（ドライカレーやジャーマンポテトなどの色んな料理に使える）。今回は二人分なので、小ブロック2つを1mm厚にスライス。
⑤舞茸（またはシメジ）：いつもはしめじを使っているが、ためしに舞茸を使ってみた。下ごしらえで適当な大きさに手でちぎる。今回のフライパンの失敗はこの舞茸の炒め不足。茸を炒めると汁が出てくるのだが、それが少し煮詰まるぐらいしっかり炒めた方が良いと思われる。
⑥オリーブオイル：イタリア料理に必須の食材、スパゲッティ、トマトソース作り、サラダにと大活躍。
⑦塩：麺を茹でる時に加える塩。麺に塩味を付けるためとか、沸点を上昇させるためとか諸説紛々。肝心なのは茹で汁を少々残しておくこと。
調理(二人分)
①フライパンにオリーブオイルを少々のせて火にかけ、ベーコンと舞茸を投入する。塩少々と黒コショーをミルしながら加える。炒め終わったら一旦皿に移す。フライパンは洗って火で乾かす。
②大き目の鍋で沸かした湯に、5本の指で一つまみの塩を加え、スパゲッティー80gｘ２を投入（大きい鍋がなければ折る）。Alexa、タイマー7分！ 7分になる前に、アルデンテであることを確認してざるにあける（その時、茹で汁を100mLほど残す）。
③スパゲティーを茹でる始めるとすぐに、フライパンにオリーブオイルを少々のせ、唐辛子とニンニクを投入し、ニンニクを焦がさないようにして香りを移す。
④ざるにあけたスパゲッティをフライパンに投入し、残しておいた茹で汁を加え、急速にあえる。王道ではここまでで出来上がり。
邪道のベーコンと舞茸を加えてまたまたあえる。
皿2枚に分けて出来上がり。一皿100円ほどでしょうか。いただきま～す。
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